Barcelona Atleti 22-23Getty Images

バルセロナ、ラ・リーガ優勝へまっしぐら!欧州で最も勢いに乗るアトレティコ相手に1-0勝利…フェランが狙い澄ましたシュートを決める

23日のラ・リーガ第30節、Spotifyカンプ・ノウを舞台に行われたバルセロナ対アトレティコ・マドリーは、1-0でバルセロナが勝利を収めた。

ラ・リーガ首位を独走しながら最近になって低調なパフォーマンスが目立つバルセロナと、バルセロナとのシーズン前半戦で敗れてからここ13試合無敗(10勝3分け)で、カタール・ワールドカップ終了後の15試合では勝ち点36獲得と欧州主要リーグで最も勢いに乗っているアトレティコの対戦。バルセロナが9回、アトレティコが7回とラ・リーガにおいて1-0で勝利している回数が最も多い両チームの試合でもある。

試合はキックオフからいきなり0-1となりかける。アンヘル・コレアがブスケツのボールを奪い、グリーズマンがシュートを放ったが、これは惜しくもクロスバーに直撃した。立ち上がりはその後もアトレティコがペースを握り、インテンシティーあふれるプレーでエンジンのかからないバルセロナからボールを奪い、ゴールへと迫っていった。

だが15分を過ぎると、バルセロナがボールポゼッション率を上げてアトレティコ陣地で試合を進めるように。戦列復帰のフレンキー・デ・ヨング、さらにはブスケツ、ガビを中盤に据えて、前線にハフィーニャ、レヴァンドフスキ、フェラン・トーレスを並べたチャビ監督のチームは、パスを回しながら3-5-2で守るアトレティコの隙をうかがったものの、やはり見つけることは難しい。レヴァンドフスキの個人技などからゴールに近づく場面もあったが、レマルやグリーズマンらも必死に戻ってくるアトレティコの連帯感は凄まじかった。

試合は、このままスコアレスで折り返すかに思われた。が、44分にスコアが1-0となった。バルセロナの先制点である。ロングボールからハフィーニャが右サイドを突破。内に折り返したボールをF・トーレスが受けると、ペナルティーエリアの浅い位置から狙い澄ました右足のグラウンダーのシュートでGKオブラクを破っている。

後半はバルセロナがボールを保持することで攻め、そして守り、同点を目指すアトレティコはロングボールからの攻撃が中心に。シメオネ監督は59分にA・コレア、ヴィツェルを下げてモラタ、パブロ・バリオスを入れ、対するチャビ監督はマルコス・アロンソ、F・トーレスを下げてエリック・ガルシア、ペドリをピッチに立たせている。2月に負傷からついに復帰したペドリは、カンプ・ノウから温かな喝采を受けながらピッチに入った。

その後バルセロナが2-0に、アトレティコが1-1にするチャンスを手にしていくが、どちらも決め切れない。ホームチームはガビ、ハフィーニャがチャンスを物にできず、アウェーチームはグリーズマンがペナルティーエリア内でヒールシュートを放ったが、GKテア・シュテーゲンに正面に飛ばしてしまった。またバルセロナは77分、ロングボールからレヴァンドフスキが最終ラインを突破。隣を並走するハフィーニャにボールを渡せばゴール確実という場面で、背番号9はオブラクを眼前にシュートを打つことを選択し、これを外してしまった。

結局、試合は約束されていたかのように、1-0で終了のホイッスル。同スコアでの勝利回数を2桁に乗せたバルセロナは、3試合ぶり白星で2位レアル・マドリーに勝ち点11差、3位アトレティコに勝ち点16差をつけることに成功した。

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