レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマが、2022年バロンドールに輝いた。
1956年から行われてきたバロンドールは、その年に最も活躍した選手に贈られるフットボール界で最も権威のある個人タイトル。一昨年前に新型コロナウイルスの影響で初の中止となった同賞は昨年に2年ぶりに開催され、リオネル・メッシが史上最多となる7度目の受賞を果たしていた。
そして選考基準が改正された2022年は、メッシが候補者30選手の中から外れるなど、大きな注目を集めた。そして17日に授賞式が行われ、レアル・マドリーのエースが初受賞となっている。
昨シーズンは奇跡の逆転劇を連発し、チャンピオンズリーグ優勝とラ・リーガ制覇を達成したレアル・マドリー。その中でベンゼマは、公式戦46試合で44ゴール15アシストと圧巻の活躍。昨季終了時から大本命と言われてきたが、この度キャリアで初のバロンドールを手にした。
なお34歳でのバロンドール初受賞は、初開催の1956年に41歳で同賞に輝いたスタンリー・マシューズ氏に次ぐ最年長記録。また、フランス人としては1998年に受賞したジネディーヌ・ジダン氏に次ぐ24年ぶりの快挙となる。さらにレアル・マドリーの選手としては、最多8人目の受賞者となった。
■2022年バロンドール:トップ30
1位 カリム・ベンゼマ(フランス/レアル・マドリー)
2位 サディオ・マネ(セネガル/リヴァプール→バイエルン・ミュンヘン)
3位 ケヴィン・デ・ブライネ(ベルギー/マンチェスター・シティ)
4位 ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド/バイエルン・ミュンヘン→バルセロナ)
5位 モハメド・サラー(エジプト/リヴァプール)
6位 キリアン・エンバペ(フランス/パリ・サンジェルマン)
7位 ティボー・クルトワ(ベルギー/レアル・マドリー)
8位 ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー)
9位 ルカ・モドリッチ(クロアチア/レアル・マドリー)
10位 アーリング・ハーランド(ノルウェー/ドルトムント→マンチェスター・シティ)
11位 ソン・フンミン(韓国/トッテナム)
12位 リヤド・マフレズ(アルジェリア/マンチェスター・シティ)
13位 セバスティアン・ハーラー(コートジボワール/アヤックス→ドルトムント)
14位 ラファエル・レオン(ポルトガル/ミラン)
14位 ファビーニョ(ブラジル/リヴァプール)
16位 ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ/リヴァプール)
17位 カゼミーロ(ブラジル/レアル・マドリー→マンチェスター・ユナイテッド)
17位 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(セルビア/フィオレンティーナ→ユヴェントス)
17位 ルイス・ディアス(コロンビア/ポルト→リヴァプール)
20位 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル/マンチェスター・ユナイテッド)
21位 ハリー・ケイン(イングランド/トッテナム)
22位 ベルナルド・シウヴァ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)
22位 トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド/リヴァプール)
22位 フィル・フォーデン(イングランド/マンチェスター・シティ)
25位 ヨシュア・キミッヒ(ドイツ/バイエルン・ミュンヘン)
25位 マイク・メニャン(フランス/ミラン)
25位 アントニオ・リュディガー(ドイツ/チェルシー→レアル・マドリー)
25位 ジョアン・カンセロ(ポルトガル/マンチェスター・シティ)
25位 クリストファー・エンクンク(フランス/RBライプツィヒ)
25位 ダルウィン・ヌニェス(ウルグアイ/ベンフィカ→リヴァプール)