ビジャレアルMFアレックス・バエナが、レアル・マドリーMFフェデ・バルベルデを警察当局に被害届を提出したことが明らかとなった。『オンダ・セロ』などスペイン各メディアが報じている。
8日のラ・リーガ第28節レアル・マドリー対ビジャレアル（2-3）終了後、バルベルデは地下駐車場でバエナのことを待ち受け、顔面を殴打するなど暴行を加えたとされている。
スペイン『マルカ』が紹介したバルベルデ関係者の主張によれば、同選手はコパ・デル・レイのベスト16、ビジャレアル対レアル・マドリー（2-3）でバエナに倒された際に「さあ泣けよ。お前の息子は産まれてこないぞ」と、流産の可能性があった自身に子供に関する罵倒を受けたという。そして今回のラ・リーガの一戦でも似たような言葉を口にされて暴行に及んだとのことだ。これに対してバエナは、そのような罵倒をしたことを真っ向から否定している。
ビジャレアル側は声明で「私たちはこの状況下においてバエナを支え、今後も支え続けます。彼が自分のことを被害者だとしてバルベルデを訴えても、逆に訴えることをしなくても、その決断を尊重します。クラブとしては、この件に関してレアル・マドリーを訴えることはしません」と発表していたが、バエナは現地時間9日午後に被害届を提出した。
これによりバルベルデが暴行を働いた疑いはスポーツ面、スポーツ的制裁を離れて、刑事手続きの対象となっている。
