Pedri BaenaGetty Images

スペイン代表MFバエナ、年下のぺドリに首ったけ「デンベレやヤマルよりもバロンドールに値した。彼はバルサとスペイン代表の指揮者なんだ」

スペイン代表MFアレックス・バエナ(24)が、チームメートのMFぺドリ(22)を称賛している。

スペイン屈指のパサーで、今夏にビジャレアルからアトレティコ・マドリーに加わったバエナは、同じポジションでプレーするぺドリに対して大きな尊敬の念を抱いているようだ。スペイン『EFE通信』とのインタビューで、次のように語っている。

「ぺドリは彼がプレーするポジションでは世界最高の選手であり、全体でも世界最高の選手の一人だ。U-19スペイン代表で一緒にプレーしてから、僕は彼に惚れ込んでしまった。自分はいつだって“チーム・ぺドリ”の一員なんだよ」

「人々は今年のバロンドールにふさわしかったのはラミン(・ヤマル)やデンベレだと言うけど、僕だったらぺドリにあげているね。彼はバルサとスペイン代表の指揮者を務めている。それは本当に難しいことなんだ」

バエナはそのほか、自身が経験した精神的落ち込みについても語っている。2023年、U-21EURO決勝でイングランドに敗れた頃、気落ちするようになっていたという。

「U-21EUROに敗れ、フル代表に初めて招集された頃、個人的に難しい日々を過ごしていた。フットボールを止めて、すべてを放棄することすら考えたよ。でも精神科医や家族、母親、兄弟たちの助けがあって、そうした考えから抜け出すことができた」

「人々は金銭や生活面など、選手のポジティブな部分しか見ていないが、実際はそうじゃないんだ。選手は24時間、色々なことに気を配らないといけない。遠征で家族に会えず、食事や休みを取ることもにも気をつけて、友人と同じことはできない」

「良い部分しか見られないけど、フットボールに従事するというのは本当に厳しいことだ。距離が近い人たちにしか分からないことだけどね。僕たちは確かに恵まれているのかもしれない。それでも良い面も悪い面もあるんだよ」

その一方で、今季から指導を受けているアトレティコのディエゴ・シメオネ監督は、そのモチベーターとしての能力を強調した。

「人々はロッカールーム内の様子やチョロのことを知らない。彼と話をすると、凄まじいインテシティーを注入される。その語り口はまさに“トップ”で、選手に世界を食らってやるって気持ちを植え付けるんだ。世界最高の監督の一人だね」

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