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日本代表、オーストラリア戦、勝利の行方を握る注目のマッチアップはここだ!

 ここまでのアジア最終予選で3戦全勝を挙げているオーストラリア。8戦全勝の2次予選から11連勝を達成しており、同一大会のW杯予選最多連勝記録を打ち立てている難敵だ。

 では日本代表にとって、勝負の潮目はどこにあるのか? ここではカギとなるであろう注目のマッチアップを取り上げる。

■生半可なシュートは通用しない。アジア最強GKの壁
FW大迫勇也 × GKマシュー・ライアン

 日本のエースFWとしての重責を担う大迫勇也は、サウジアラビアとのアウェイ戦で絶好機を逃してゴールならず。「常に結果を出さないといけない責任がある。前回の試合では結果を出せなかったので、しっかりと切り替えて、いまやるべきことをやる」と語り、「得点でチームを勝たせることがピッチの中での役割だと思っている」と意欲を語る。

 その大迫ら日本の攻撃陣の前に立ちふさがるのが、アジア最強GKの声もあるマシュー・ライアン。スペインのレアル・ソシエダでプレーする大型守護神は、オマーンとの死闘になった前節でもファインセーブを連発し、苦しい展開だったチームを見事に救った。生半可なシュートは通用しないオーストラリア代表のキャプテンと日本のフィニッシャーの対決は大きな見どころとなる。

■日本の芝を知る元Kリーグ得点王のJリーガー
DF吉田麻也 × FWアダム・タガート

2021-10-12-yoshida-taggard(C)Getty Images

 日本の主将は「W杯へ出る・出ないは、僕たちだけの問題じゃない」と語った上で、「この事態は自分たちで蒔いた種なので、自分たちが取り返さないといけない」と悲壮感すら漂わせる覚悟と決意とともにこの一戦に臨む。

 最終予選3試合2失点は決して多いわけではないが、主将が目指すのはやはり「ゼロ」失点だ。

 その吉田と真っ向からぶつかることになるのが、オーストラリアの前線を担うアダム・タガート。今季からセレッソ大阪に加入し、ここまでリーグ戦は1得点のストライカーだ。不発に終わるJリーグの悪いイメージを持っている日本のファンも多いと思うが、2020年には韓国Kリーグで得点王に輝き、代表戦でもゴールを決めてきた。日本の気候や芝に慣れているのもポジティブに作用しそうで、決して侮れる相手ではない。

■イングランドで戦うセンターバック同士の激突
DF冨安健洋 × DFハリー・サウター

2021-10-12-tomiyasu_Harry Souter(C)Getty Images

 ともにイングランドでプレーする二人のセンターバックが通常のプレーでこの二人がマッチアップすることは考えにくい。だが、試合の行方を大きく左右しそうなもう一つの戦いでこの二人が激突する可能性は大いにあるだろう。つまり、セットプレーだ。

 187cmの長身で、プレミアリーグ・アーセナルでも全く当たり負けしないところを見せている冨安は、オーストラリアが得意とする空中戦でも相手を上回りたい。「セットプレーは大事になる。僕らはいいキッカーがたくさんいるので、自分のところにくると信じて飛び込んでいきたい」と得点への意欲を見せる。拮抗した試合が続く最終予選だからこそ、CKやFKでのゴールは不可欠だ。

 逆に相手のセットプレーで198cmの偉容を誇るサウター(ストーク・シティ)を筆頭として高さ自慢の選手が揃うオーストラリアをどう抑えるかは試合を分ける大きなポイントとなるだろう。


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