3日のラ・リーガ第15節、バルセロナはホームでのアトレティコ・マドリー戦に1-0で勝利した。この試合の決勝点を決めたFWジョアン・フェリックスは、勝利への喜びを表している。
試合前にも「僕もみんなもアトレティコよりバルセロナのプレースタイルの方が好きだ。アトレティコの選手たちだってそうだ」と語るなど、レンタル元に対して挑発的な言動を繰り返してきたJ・フェリックスが直接対決で活躍。前半、FWハフィーニャのスルーパスからペナルティー内左に侵入すると、眼前に迫ってきたGKヤン・オブラクの頭上を越える絶妙なループシュートでネットを揺らしている。
試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたポルトガル代表FWは、次のような感想を述べた。
「とても重要な勝利だ。これから(次節)ジローナ戦のことを考えなくてはね」
「この試合前、僕が論争の的になっていた? 今週もかって感じだね。別に僕を大物みたいに扱わなくていいんだ。だけど毎週、良くも悪くも自分のことついて話されている。僕はいつだって話題として扱われるんだ。それでも、僕は落ち着いているよ。話されていることは気にしていないし、自分の仕事だけに集中している」
「今日の活躍は努力とチームメートやクラブの助けがあってこそだ。僕は全員に感謝をしている」
J・フェリックスはレンタル元相手の得点にもかかわらず、電光掲示板に両足を乗せて両手を上げるゴールパフォーマンスを披露した。
「あれは自然に出たものだった。試合の熱さがそうさせたんだ。あのゴールで僕はホッとできたんだ。何よりも、この夏のことがあったからね。僕に近い人たちは、一体何が起きたのを知っている。今回のゴールは彼らのものでもあるんだ」
「アトレティコの選手たちと激しくやり合っていた? 彼らとは仲が良い。敵対する理由は何もないよ。彼らのことが大好きだし、うまくいくことを願っている。家族よりも長い時間一緒にいた人たちだ。本当に愛しているんだ」
「シメオネとは接触したか? いいや」
後半途中に交代でピッチから下がる際、モンジュイックの観客はJ・フェリックスの名を叫び、称賛していた。
「信じられなかったよ。このクラブの偉大さは知っているし、彼らのサポーターが名を呼んでくれるなんて、なかなか起きないことだ。とてもうれしいよ。このまま努力を続けていきたいね」
インタビュー終了後、J・フェリックスは投げキッスとウインクをしてからその場を離れている。




