アトレティコ・マドリーは、イタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの獲得に向けてパリ・サンジェルマン(PSG)と接触したようだ。
2012年からPSGに所属するチーム最古参であり、公式戦416試合出場に9度のリーグ・アン制覇に貢献するなど、PSGの成功に不可欠な存在であったヴェッラッティ。しかし、昨季はチャンピオンズリーグ早期敗退によって一部ファンの批判を浴び、さらに休暇中にはキリアン・エンバペらに退団を真剣に検討していることを伝えたと報じられるなど、今夏の去就には注目が集まっている。
そしてフランス『レキップ』によると、ヴェッラッティの代理人であるラファエウ・ピメンタ氏は選手に複数の選択肢を検討するように求めているという。そんな中で、アトレティコが接触しているようだ。
同メディアは、中盤の選手を探すアトレティコはヴェッラッティを最優先ターゲットとし、移籍金の支払い体系についてPSGと積極的に交渉を行っていると報道。正式なオファーはまだのようだが、選手側も興味深く状況を見ているようだ。
なおPSG側は、ヴェッラッティの移籍には8000万ユーロ(約125億円)を要求するようだが、市場関係者のほとんどはその半分程度の価値だと分析している模様。アトレティコは、妥当な金額で獲得可能な場合のみ交渉を進める考えであるという。
一方で『レキップ』は、ヴェッラッティに対してイングランドの2クラブやサウジアラビアからの関心もあると指摘。1つはリヴァプールであり、また先日パリに代表団を派遣したとされるアル・ヒラルの可能性が高いようだ。しかし選手は、サウジアラビアへの移籍は検討していないとも伝えられている。今後の動向に注目だ。
またPSGのルイス・エンリケ新監督はイタリア代表MFの大ファンであり、残留を説得することも考えられるようだ。今後の動向に注目が集まっている。




