アトレティコ・マドリーはMFアルトゥール・フェルメーレン(19)をレンタルで放出することを検討しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
アトレティコは今年1月、2000万ユーロを超える移籍金を支払い、アントワープからフェルメーレンを獲得。以前から求めていた守備的MFの選手だったが“将来への投資”という意味合いが強く、実際的に昨季後半戦、ベルギー人MFはスペインフットボールのスタイルやリズムへの適応に苦しみ、ほとんど出場機会を得られなかった。
フェルメーレンは今夏、予定より早くチームに合流するなど適応への努力を見せているものの、それでもまだ不足している部分の方が目につくレベルという。加えて今季のアトレティコで出番を得るのは、使用システムや陣容的にも昨季より厳しくなることが予想されている。
ディエゴ・シメオネ監督は昨季終盤から採用した5-4-1のシステムを使い続けているが、2ボランチの選手にはMFコケ、MFロドリゴ・デ・ポール、MFパブロ・バリオス、そして加入がほぼ確実となっているMFコナー・ギャラガーがいる。またフェルメーレンがプレシーズンマッチで一度プレーした右サイドハーフについても、シメオネ監督は基本的にアタッカーを使うことが多く(3-4-3に可変して両インサイドハーフが前線に押し上げられる)、加入間近のFWフリアン・アルバレスほか、FWアンヘル・コレア、FWジュリアーノ・シメオネ、MFマルコス・ジョレンテ、FWロドリゴ・リケルメが優先的に起用されることになるだろう。
フェルメーレンはこうした状況によって、ラ・リーガ1部のクラブにレンタル移籍し、経験を積むことが勧められているようだ。


