GriezmannGetty Images

アトレティコが強い!グリーズマン弾などでバレンシアに3発快勝、ここ10試合7勝3分けで3位の座を固める

アトレティコ・マドリーは19日にラ・リーガ第26節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのバレンシア戦に臨み、3-0の勝利を飾った。

ラ・リーガここ9試合の成績が6勝3分け、メトロポリターノでは4戦3勝と、遅まきながらようやく勢いに乗った今季のアトレティコ。シメオネ監督はこのバレンシア戦、GKオブラク、DFモリーナ、サビッチ、ヒメネス、エルモーソ、カラスコ、MFマルコス・ジョレンテ、コケ、デ・ポール、FWメンフィス、グリーズマンをスタメンとして5-3-2のシステムを使用している。

前半、アトレティコはボールを保持してバレンシア陣地に攻め込み、グリーズマンとコケを中心とした展開から観客に歓声を上げさせるチャンスを生み出していく。7分、カラスコが右サイドから切れ込み放ったシュートはGKママルダシュビリにセーブされ、15分にメンフィスが打ったグラウンダーのミドルは惜しくも枠の右へ。また20分にはエルモーソとのワン・ツーから再度メンフィスがゴールをうかがったが、これもバレンシア守護神に弾かれている。

決め切れないアトレティコだったが23分、縦に速い展開からついにスコアを動かす。サビッチの縦パスをライン間のマルコス・ジョレンテが前を向いて受けると、前を走るグリーズマンにスルーパス。ペナルティーエリア内に侵入するピング髪の8番は、意図してかしないでかこのボールをバレンシアDF陣の足が届かず、自分がシュートしやすい位置にトラップして、左足で対角線上に突き刺した。グリーズマンはこれで今季公式戦の成績を10ゴール10アシストと、どちらも2桁に乗せた。

ジョアン・フェリックスのチェルシー移籍後、唯一のエースとしての立場を確立した(取り戻した)グリーズマン。ビルドアップ、ラストパス、シュート、さらには積極的なプレッシングと、どこにでも顔を出してチームに貢献するこの男は、間違いなくアトレティコが好調である際たる要因だ。

対して、ビハインドを負ったバラハ監督率いるバレンシアは30分、フォルキエがメンフィスのボールを奪い、そこからウーゴ・ドゥロがヘディングシュートでネットを揺らした。が、これはアトレティコが猛抗議した後のVAR介入の結果、メンフィスへのファウルが取られてゴールは取り消しに。その後はアトレティコが堅守によってバレンシアの攻撃を跳ね返し続け、1点リードのまま試合を折り返している。

後半、アトレティコは勝負を決めるべく再び攻撃に出て、49分にスコアを動かした。左サイドのカラスコがデ・ポールとのワン・ツーからペナルティーエリア内左に侵入し、角度のないところから右足のシュートを決め切っている。

シメオネ監督は64分にメンフィス、デ・ポールとの交代でモラタ、レマルを投入。すると67分、そのレマルがいきなり結果を出した。グリーズマンがまたも鮮やかな、スッと伸びていくようなスルーパスを出してモラタが左サイドを突破。折り返されたボールを背番号11が頭で枠内に押し込んでいる。

リードを3点としたシメオネ監督は70分にカラスコ、M・ジョレンテをアンヘル・コレア、パブロ・バリオスに代え、さらに76分にはコケとの交代でヴィツェルもピッチに立たせる。終盤はバレンシアの意地の攻撃を受けたものの、1失点も許すことなく3-0のまま試合終了のホイッスルを迎えた。ここ10試合の成績を7勝3分けとした3位アトレティコは勝ち点を51として、2位レアル・マドリーとの差を暫定で5まで縮め、低調の4位レアル・ソシエダには暫定6差をつけている。

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