15日に行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)・グループB第1節、アトレティコ・マドリーはパリ・サンジェルマン(PSG)に0-4で敗れた。ディエゴ・シメオネ監督は、PSGの方が優れていたことを認めている。
アトレティコは前半、PSGの一方的攻勢を受けて19分にファビーニョ、アディショナルタイム1分にヴィティーニャのゴールを許した。後半には少しボールを持てるようになったが、フリアン・アルバレスのゴール取り消しもあり点差を縮められず、78分には抗議をしたラングレが2回目の警告で退場に。数的不利に陥ると、終盤にマユル、またPKからイ・ガンインのシュートを許して4失点で敗れ去っている。
シメオネ監督は試合後、次のような感想を述べた。
「選手たちが勝利を求めなかったわけじゃない。そのためのプレーを見せられなかったということだ。PSGの上だった。彼らは私たちからボールを取り上げ、良質なプレスでもって反撃も許さなかった。私たちは残り2試合で良い結果を手にしなければならない」
気温30度以上という暑さの中で行われた試合だったが、シメオネ監督はそれが言い訳にならないことを強調している。
「8月も同じような暑さでプレーするだろう。暑さは両チーム平等で、PSGの方が良いプレーを見せたということだ。彼らはとても若い選手たちが見事な連係を見せるほか、均衡を崩せる両ウィングを擁している。チャンピオンズリーグ、国内リーグ、国内カップで優勝を果たしており、非常に良い状態にあるね。私たちは彼らに届かなかったんだ」
PSGとの差がどこにあるかを問われると、資金力の違いを示唆した。
「PSGは凄まじいチームだ。ルイス(・エンリケ監督)がウイングが必要だと思い立ったら、7000万ユーロを投じてクヴァラツヘリアを獲得してしまえる。そしてその後には、獲得した選手をしっかりプレーさせることができるんだよ」
また、この試合の審判に不満があるかを問われたシメオネ監督は、「(アトレティコ指揮官就任から)14年を経て、これ以上審判について話すことはしない。もう十分だし、疲れたよ」と返答している。






