アトレティコ・マドリー下部組織、ベンハミン(U-19)のチームに所属する選手の発言が大きな話題となっている。
ベンハミン世代の大会イスカール・カップ。アトレティコは準決勝でレアル・マドリーとのダービーに臨み、背番号10をつけるMFマリオ・ムニョスの活躍によって決勝進出を果たした。その試合直後、ムニョスはスペイン『チリンギート』とのインタビューに臨み、多くの視聴者の度肝を抜いている。
何とムニョスは、過去にレアル・マドリーの下部組織に在籍しながらも、自分の気持ちだけでアトレティコに“鞍替え”をしたというのだ。U-9アトレティコの背番号10は、大人顔負けの語り口調で、次のように説明している。
「背番号10はまったく重くないね。責任を背負うのが好きなんだ」
「子供の頃からアトレティコファンだったって? いや、以前はマドリディスタだったんだけど、アトレティコに乗り換えたんだよ」
「アトレティコでプレーしているから乗り換えた? いや、前はレアル・マドリーでプレーしていたんだ。でも、まったく好きになれないから退団して、それからアトレティコに加わったんだ。アトレティの方がずっと良いチームだったし、僕のことをちゃんと見守ってくれる。アトレティの方が全然良いよ」
「僕はアトレティのおかげで、今、こういったことを成し遂げられているんだ」
「ボランチやトップ下」でのプレーを好んでいるというムニョスは、イスカール・カップ決勝のバレンシア戦ではハットトリックを達成して、チームの5-0勝利に貢献。アトレティコが同大会連覇を果たす立役者となっている。




