11日のラ・リーガ第35節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのレアル・ソシエダ戦に4-0で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、ポーケル（4得点）を達成したFWアレクサンドル・スルロットを称賛している。
アトレティコはこの試合、スルロットが爆発。ここ最近、スーパーサブではなくスタメンでの出場が増えているノルウェー代表FWは、ラ・リーガ歴代最速となる10分47秒でハットトリックを達成。さらに40分に4点目も決めて、前半だけで勝負を決めてしまった。
シメオネ監督は試合後、そんなスルロットについて次のように評している。
「前半のチーム全体のパフォーマンスに満足している。とりわけアレックスはファンタスティックな夜を過ごした。彼のゾーンに届くボールはすべてゴールとなったね。まさに決定的なプレーを見せてくれた」
「こんな試合展開は予期していなかったよ。レアル・ソシエダは素晴らしいチームだからね」
「前半終了時、選手たちには『お前たちが望むならば素晴らしいプレーを見せられるんだ』と言ったよ。彼らが今日のような形で試合を解釈するできれば、チームはしっかりと競うことができる」
アトレティコはこの試合で5位以内を確定させ、来季チャンピオンズリーグ出場を決めた。2011-12シーズンの途中にアトレティコ監督に就任したシメオネ監督は、1シーズンを通して率いた2012-13シーズンから13年連続でCL出場権獲得。過去には財政難に喘いでいたクラブの成長を支え続けている。
「いつも思い出すのは、私がここに到着したときにミゲル（・アンヘル・ヒル・マリンCEO）から言われた言葉だ。彼は私に、チームに必要なのはチャンピオンズに参加することだと伝えた。それこそが必要なことなんだ、とね」
「加入シーズン、私たちは（ヨーロッパリーグで）優勝を果たしたが、彼はチャンピオンズこそが重要だと繰り返し伝えてきたよ。今、私たちが過ごしている状況は、これまで奮闘してくれた選手たちが、未来の選手たちに残すレガシーなんだよ」