Diego SimeoneGetty

昨季ラ・リーガ優勝チームのアトレティコだが…シメオネはブレない「本命と言われようがパルティード・ア・パルティードで進むのみ」

15日のラ・リーガ開幕節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、自チームが優勝の本命などと考える必要性がないことを説いた。

昨季のラ・リーガ優勝チームであるアトレティコ。開幕節前の会見ではもちろん、優勝候補本命と見られることについての質問が飛んだが、シメオネ監督は一切変わらない。口から出た言葉は、無論「パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、一試合一試合)」で戦っていく哲学だった。

「議論が生まれるのは大切だ。しかし、それが私たちの道を変えることにはならない。そう、パルティード・ア・パルティードだ。それこそ私たちがラ・リーガを解釈する方法であり、9年半にわたって行ってきたことなのだから」

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「今季の目標? 競争的であることだ。プレーするあらゆる場所で競争的でありたい。コパ・デル・レイ、チャンピオンズの成績を良くしたいし、ラ・リーガも最後まで争っていたい」

シメオネ監督はまた、アトレティコ退団が確実視されながら現在もチームにとどまっているMFサウール・ニゲスについて「彼は8年前と変わっていない。その最大の長所はポリバレント性、私たちのプレーに多様性を与えられることだ」とコメント。その一方で、FWラファ・ミル獲得で決着がつくと見られたが、依然として停滞するストライカーの補強についてはこう語った。

「今夏の市場は、イングランドを除き全員にとって難しいものとなっている。クラブとチームにとって、より適切なことをしていきたい。私たちは望んでいることは明確であり、クラブとチームの恩恵になるような選択を待っている最中だ」

今季プレシーズン、アトレティコのトップチームにはシメオネ監督の三男であるFWジュリアーノが参加。プレシーズンマッチでも存在感を披露した同選手が、トップチームにとどまる可能性はあるのだろうか。

「彼はとても良い働きを見せている。18歳にしては本当に成熟しているように見える。これからも私たちとともにいるか、それともBチームでプレーするかは今後決まるだろう」

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