20日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、アトレティコ・マドリーは敵地ジュゼッペ・メアっツァでのインテル戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、現在のインテルがレアル・マドリーらと並ぶ欧州最高の一チームであるとして、警戒感を表している。
「今のインテルについて話すならば、彼らは欧州最高の4〜5チームの一つに数えられる。国内リーグの調子やチャンピオンズリーグでのプレーぶりがそれを物語っているね」
「私は彼らのプレーが好きだが、別に今から戦うからそう言っているわけではない。彼らのプレーは非常に明確で、私の理解においては、とてもシンプルなやり方を取っている。この試合はデュエルの一戦になるだろう。デュエルでより多く勝った方が、勝利に近づくことができるはずだ」
「私たちは今季レアル・マドリーと対戦してきたが、彼らはとても強いチームで、今のインテルと同じレベルにある。だから明日の試合は、スーペルコパやコパのマドリー戦と同じ次元のものとなるだろう」
シメオネ監督は選手時代、1997〜99年にインテルでプレー。将来的に必ず監督を務めると公言したことがあるなど、青黒のチームには特別な愛情を感じているようだ。
「私はここでキャリア最高の2年間を過ごした。ここで愛されていたし、だからこそいつも全力を尽くしたよ。人々に愛される場所に戻ってくれば、何か込み上げてくるものもあるさ。ラツィオと対戦したときもそうだったが、それもフットボールの素晴らしさだ」
シメオネ監督はまた、ラツィオ時代のチームメートだったシモーネ・インザーギ現インテル監督にも触れている。
「シモーネとはずっとフットボールの話をしていた。私たちは素晴らしい関係を築いたが、彼からはいつだってフットボールに対する貪欲さが感じられたんだ。もう、そこには一人の監督がいたんだよ。偉大な監督の成功を幸せに思っている」