23日のラ・リーガ第2節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのエルチェ戦を1-1で引き分けた。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、落ち着きを保って進んでいく重要性を説いている。
今夏に1億7000万ユーロ以上を投じて、MFアレックス・バエナら代表クラスの7選手を補強したアトレティコだが、サポーターの期待とは裏腹にスタートでつまずいている。開幕節エスパニョール戦では、前半にFWフリアン・アルバレスの直接フリーキックで先制したものの、後半に2失点して逆転負け。そして今回のエルチェ戦ではFWアレクサンダー・スルロットが早い時間帯にゴールを奪ったが、速攻からFWラファ・ミルの同点弾を許して、勝ち点1を分け合っている。
第2節終了時点で勝ち点5を落としたアトレティコ。しかしシメオネ監督は、新加入選手が多いチームを軌道に乗せるためには、時間が必要なことを説いている。
「平静さ、落ち着きこそが必要だ。私たちは素晴らしい選手たちを擁しているチームで、そのことを前提として努力を続けていかなければならない。もう少し、コントゥンデンシア(確信性あるプレー)を見せてね。改善はされるはずだ」
「チームは相手と競うための状況、というものを探している。それは少しずつ見つかっていくものだ。誠実に言って、とても、とても、とても良いスタートを切れるとは思っていなかった。このチームにはやるべきことがあるんだ」
「良いことがあるとすれば、私たちが攻めていなかったとか、勢いを落としたとか、主導権を握っていなかったとか、ハイプレスを仕掛けていなかったとか、チャンスをつくっていなかったとか話されていないことだ。結局、引き分けてしまったのは事実であり、私たちは満足していない。必要なのは勝利なのだから。だが私たちはそのための道を進んでいる」




