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シメオネ・アトレティコがまもなく新たな記録樹立へ…ここまで30試合連続でPKを獲得できず

クラブ史上最大の黄金期を築くディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーが、また新たな記録を樹立しようとしている。が、今回のものは決してポジティブなものではない。彼らはラ・リーガで審判からPKを指示してもらえないまま、すでに30試合を戦っている。

アトレティコは今季ラ・リーガ第27節終了時点で、唯一PKを獲得していないチームとなっており、昨季最後の3節分を合わせてじつに30試合でPKから遠ざかっている。ちなみに最後にPKを獲得したのは今から11カ月前となる2022年5月、レアル・マドリーとのダービーのこと。その一戦ではMFヤニック・カラスコがキッカーを務め、ゴールを決め切った。

シメオネ監督率いるアトレティコは2016-17、2017-18シーズンにも30試合連続でPKを獲得できなかったことがあり、次節のラージョ戦でもペナルティーマークに向けて笛を吹かれなければ新記録を打ち立てることになる。また120年を誇るクラブ史においてアトレティコが最もPKに恵まれなかった時期は1941-42、1942-43シーズンとなっており、当時は32試合の間獲得することができなかった。つまりシメオネ・アトレティコはラージョ戦に続き第29節のアルメリア戦でPKを獲得できなければ、クラブ記録をも塗り替えることになる。

なお、アトレティコがPKを獲得できない理由については、陰謀論など含めて多くの議論が交わされている。また、PKを取られないことについて最も抗議をしている選手はFWアルバロ・モラタだが、シメオネ監督はソト・グラード審判に対して同選手が倒れてもPKを取らない理由を質問した際、「大袈裟なリアクションを取る」と説明を受けたという。しかしながらその試合においてモラタは、疑惑のPK見逃しの場面で負傷していた。

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