Marcos LlorrenteGetty Images

途中出場ジョレンテが先制点決めたアトレティコ、その後ソユンジュ一発退場もリード守り切る!バルセロナを抜き3位浮上

アトレティコ・マドリーは23日にラ・リーガ第4節延期分、本拠地シビタス・メトロポリターノでのセビージャ戦に臨み、1-0で勝利した。

台風の影響によって延期となっていた一戦(結局、試合時間の風は弱く雨も一滴も降らず、さらなる過密日程を強いられたアトレティコ側は激怒)。その開催日は、奇しくもシメオネ監督が12年前にアトレティコ指揮官に就任した12月23日となり、またセビージャは奇しくもアトレティコを初代ヨーロッパリーグ王者に導いたキケ監督を招聘したばかりである。

シメオネ監督は現役時代の古巣でもある相手との一戦で、GKオブラク、DFモリーナ、ヴィツェル、ヒメネス、アスピリクエタ、サムエウ・リーノ、MFデ・ポール、コケ、ロドリゴ・リケルメ、FWグリーズマン、モラタを先発で起用している。

アトレティコは開始2分にモラタがデ・ポールとのワン・ツーからペナルティーエリア内に侵入。しかし、こbのシュートはGKドミトロビッチに防がれる。ホームチームはその後、ボールこそ保持するものの自分たち同じく5バックを敷くキケ監督のチームに苦戦。なかなかチャンスをつくれず、セビージャの反撃にも遭いながらスコアレスで試合を折り返した。

ハーフタイム、変化が必要と考えたシメオネ監督はロドリゴ、モリーナを下げてコレア、マルコス・ジョレンテを投入。すると後半開始から1分後、その交代策の効果がいきなり表れた。ピッチ中央でボールを持ったコケのロングボールからM・ジョレンテが右サイドを突破。そのままペナルティーエリア内右に入り込んだ背番号14は、一度送ったクロスをセルヒオ・ラモスに跳ね返され、そのこぼれ球を拾い自らゴールを決めている。

交代策を的中させて先制点を得たシメオネ監督は、55分にはモラタをサウール、66分にはコケをソユンジュに代える。が、初先発した先のアスレティック・ビルバオ戦(0-2)でPKを献上するなど、アトレティコにいまだ馴染めていない様子のソユンジュが再びミスを犯してしまう……。トルコ人DFは出場直後、オカンポスのかかとを踏みつけて一発退場となった。

シメオネ監督はソユンジュの退場を受け、グリーズマンを靭帯断裂の重傷から復帰したヘイニウドと代えてCBを補充。クラブ歴代最多得点者タイのグリーズマン、また復活のヘイニウドはどちらも大喝采と大歓声を浴びている。

その後セビージャの攻勢にさらされるアトレティコは、77分にコレアがペナルティーエリア手前でファウルを犯し、フリーキックを与えてしまう。キッカーは因縁の……S・ラモス。だが元レアル・マドリーDFが蹴ったシュートはわずかに枠を外れ、メトロポリターノはゴールシーンに次ぐ歓喜に沸いた。

終盤もセビージャの攻撃を受けたアトレティコだったが、サンタの帽子をかぶった人々の「バモス・アトレティ・バモス!」のチャントをその背に受けながら、虎の子の1点を最後まで守り切り勝ち点3というプレゼントを獲得した。3試合ぶり勝利のアトレティコは勝ち点を38として、バルセロナを得失点差で抜き去り3位浮上。首位レアル・マドリー、2位ジローナとは勝ち点7差となっている。

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