samuel linoGetty Images

アトレティコでブレイクを果たしたサムエウ・リーノ「アイドルは怪物ロナウドだ。誰とも比較できない選手だった」

アトレティコ・マドリーでブレイクを果たしたブラジル人FWサムエウ・リーノ(23)は、自身のアイドルに元ブラジル代表FWロナウド氏の名を挙げている。

昨夏にポルトガルのジル・ヴィセンテからアトレティコに加わり、直後バレンシアにレンタル移籍してラ・リーガでも通用することを示したリーノ。今季もレンタルで他クラブに移籍する予定だったが、ディエゴ・シメオネ監督がそのプレーに惚れ込んでアトレティコに残ることになると、その期待通りの活躍を披露している。本職左ウィングの同選手はアトレティコで左ウィングバックを務め、最大の強みであるテクニカルなドリブル突破によってメトロポリターノを沸かし続けている。

そんなリーノはスペイン『アス』とのインタビューで、自身のアイドルについて言及。“フェノメノ(怪物、現象)”と呼ばれたブラジル、ひいてはフットボール史に深くその名を刻む、あのストライカーにずっと憧れてきたそうだ。

「アイドルはロナウド、フェノメノのロナウドだよ。彼をほかの選手と比較するなんで不可能だ。小さい頃から、ずっと彼がアイドルだった。そのドリブル突破、プレースタイル、すべてを称賛し続けてきたんだよ」

「テレビで彼のプレーを見たことを覚えているか? ほんの少しだね……。ロナウドが成功をつかんでいたとき、僕はとても幼かったし、いつもストリートで友人とフットボールをプレーしていたよ(笑)。ただ家に帰ると『ユーチューブ』で彼の試合とドリブルに釘付けになっていた。彼のほかロナウジーニョの動画にもね。どちらも大好きだったな。僕はそこからインスピレーションを得て、自分のフットボール、プレーを形づくっていったんだ」

ロナウド氏やロナウジーニョ氏はフットサル経験者としても知られるが、リーノも16歳の頃、1年間フットサルをプレーしていた。

「自分のドリブルにストリートのDNAを感じる? そう思うよ。それとフットサルもそうだね。僕はフットサルから多くのことを学び取った」

「1年の間フットサルをプレーしたが、11人制のフットボールを取り組むときに大いに役立ったよ。スペースが少ししかなくて、ドリブルを基本とした即興的なプレーが必要だった。今、自分が行っているドリブル突破は、フットサル時代に培ったものなんだよ」

リーノはまた、昨夏アトレティコからオファーを受けたときのことを述懐。自分も恋人も現実の出来事とは信じれなかったという。

「いくつかのクラブからオファーはあった。でも代理人からは僕に落ち着け、まだ何も選ばないでくれと言われていたんだ。激しい1週間だったね。オファーがあって、退団の可能性があって、その後にはニュースも何も届かなくなった。そして最後に、代理人から『アトレティコ・マドリーから連絡があった』と聞いたんだ」

「信じられなかったよ。素晴らしいクラブで、僕はここにいることが本当にうれしいんだ。恋人にアトレティコからのオファーを伝えたときには『からかわないでよ』と言われ、『本当のことを話しているんだ』と返したりしてね(笑)」

その一方でリーノは、ここ最近、過小評価され過ぎていると話題のFWアントワーヌ・グリーズマンについても言及した。

「そりゃ、もっと評価されるべきだね(笑)。アントワーヌは信じられない。素晴らしく、偉大な人だよ。ガランやリケルメ、僕のような新人を含めて、誰に対しても親身に接してくれる。いつも信頼の気持ちを伝えてくれるんだ。誰にとっても模範的な人物だね」

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