atletico fansGetty Images

アトレティコサポーター委員会、ダービー日程についてラ・リーガに抗議「レアル&バルセロナへのドーピングやめて。他チームはないがしろにされている」

アトレティコのサポーターの代表者たちで構成される同クラブの社会委員会が、今季ラ・リーガ前半戦のダービー日程について講義声明を発表した。

アトレティコの本拠地シビタス・メトロポリターノを舞台とした今季ラ・リーガ前半戦(第8節)のマドリーダービーは、今月29日に行われることが決定。だがレアル・マドリーがホームでの第7節アラベス戦から中4日の余裕があるのに対して、アトレティコはアウェーでのセルタ戦後、中2日しか時間がない。アトレティコのセルタ戦翌日の練習は回復メニューをこなすだけとなるため、ダービーに向けた練習を行えるのは実質的に1日のみだ。

この日程についてアトレティコ側は憤慨していると報じられるが、同クラブの社会委員会が抗議声明を発表。ペーニャ(公式応援団)などファン組織の代表者たちで構成され、定期的にクラブ本体とミーティングを行う諮問機関としての機能を持つ同委員会は、レアル・マドリーのファンとしても知られるハビエル・テバス会長率いるラ・リーガが、レアル・マドリーとバルセロナんの2強を優遇しているとの見解を示した。

「私たちはラ・リーガの試合日程を決定する基準について、絶対的な拒絶の意思を表明する。いや、もっと正確に言えば、その基準が欠如していることについてである。ほかのクラブが害を被っているのもお構いなしに、ハビエル・テバスが応援するクラブに対して何度も、繰り返し贔屓が行われているのは、恥ずべきことだ」

「ラ・リーガがドーピングをする2チームに上位2位の座を確約させようとしているのは、以前から分かっていたことだった。それこそが抗い難い現実である。なぜならば今日のフットボールは純粋なビジネスであり、ハビエル・テバスもマドリーもバルセロナも、その道のエキスパートだからだ」

「しかしながら、私たちは大会を汚す行為だけは、決して容認することができない。大会はシステム的に汚されており、他チームのサポーターは完全に軽視されている。そして私たちのチームに対する侮蔑は、とりわけ下品で、ひどく見苦しいものだ」

「今回の出来事はラ・リーガの試合日程の決定基準があまりに常軌を逸していることを示している。そうでなければ次のダービーで、彼らがドーピングをしているチームに対して、アトレティより48時間多く休みを与えることなどないはずだ。しかも、正当化できる理由が何もない。ダービー前の試合を同じ日に設定しないのは、単純にそうしたくないからである」

「私たちは、こうした状況にうんざりしていることを声高に表明するとともに、私たちのアトレティに対して最大限の敬意を払うよう求めさせてもらう。アトレティは欧州で最も偉大なクラブの一つであるにもかかわらず、ラ・リーガは下品なやり方でもって私たちを貶めようとしているのだ」

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