先に現役を引退した元ブラジル代表DFフィリペ・ルイス氏(38)が、そのキャリアの中で最も後悔したことを明かした。
アトレティコ・マドリーでスペイン、ひいては世界を代表する左サイドバックの一人として名を馳せたフィリペ氏。先にスパイクを脱いだ同氏は『Charla Podcast』とのインタビューに応じ、選手時代に最も後悔した出来事として、現ベンフィカMFアンヘル・ディ・マリアに浴びせた言葉を挙げている。
「アトレティコに入団して、レアル・マドリーと戦おうというときだった。(ディ・マリアと同じアルゼンチン人の)アグエロから『フィリペ、彼に近づけ。これで試合に集中できなくなるぞ。顔を合わせたら彼の妻のことについて話せばいい』と言われたんだ」
「そして試合日、僕はディ・マリアと対面して『お前の嫁さんは……』と彼の妻の名前を言い、彼女のことを罵った。すると彼は僕を見て、それからうつむいてしまったんだ。そして僕は試合を通して、彼とのデュエルで勝ち続けた。彼はプレーの精彩を欠き続けたんだ」
「試合後、家に帰って、僕は自分のしたことを本当に後悔した……。ディ・マリア、すまない。あんなことをして、本当に心が苦しくなった。君に許してほしいんだ」
フィリペ氏の謝罪は、ディ・マリアに届くのだろうか。




