AtleticoGetty Images

アトレティコがオサスナに完敗…ラ・リーガ前半戦わずか1敗で後半戦5敗目。グリーズマンはここ5試合で4回目のベンチスタート

15日のラ・リーガ第36節、アトレティコ・マドリーは敵地エル・サダールでのオサスナ戦を0-2で落とした。

あと1勝でラ・リーガ3位の座を確定できるアトレティコと、欧州カップ(ヨーロッパリーグかカンファレンスリーグ)出場を目指すオサスナとの対戦。シメオネ監督はシーズン後半戦に入って一気に調子を落とし、来季残留しても役割の変更で出番が減るとされているグリーズマンを、その予行演習であるかのようにまたもベンチスタートとした(ここ5試合で4試合目の控えとなる)。全スタメンはGKオブラク、DFマルコス・ジョレンテ、ヒメネス、ル・ノルマン、ガラン、MFジュリアーノ、デ・ポール、コケ、バリオス、FWスルロット、フリアン・アルバレスで、システムは4-4-2。

前半、先制点を決めたのはオサスナだった。24分に迎えたCKの場面で、ヒメネスとの競り合いに勝利したカテナがヘディングシュートでネットを揺らしている。

ビハインドを負ったアトレティコは、35分に同点に追いつくチャンスを得る。バリオスが放ったクロスから前節レアル・ソシエダ戦で4得点のスルロットが、強烈なヘディングシュート。だが、これはGKセルヒオ・エレーラの正面に飛んでしまった。前半はオサスナの1点リードで終了。ハーフタイム、シメオネ監督はガラン、ジュリアーノを下げてアスピリクエタ、リーノを投入する。

後半、アトレティコは49分にバリオスが競り合いの中で頭をぶつけ、脳震盪のためにプレー続行不可能に。シメオネ監督は一つ増えた交代枠でモリーナを入れ、さらに63分にコケ、J・アルバレスをコレア、グリーズマン、67分にスルロットをギャラガーに代えて早々に枠を使い切った。

しかし前半から低調気味だったアトレティコの攻撃は改善されず、なかなかチャンスを生むことができない。すると82分、ビセンテ・モレノ監督の退任発表もあり、モチベーションで上回るオサスナが勝負を決める2点目を獲得。アトレティコのスローインのボールをボジョモが奪い、キケ・バラハが送ったクロスからブディミルが得意のヘディングシュートを突き刺した。ブディミルはこれが今季ラ・リーガ20得点目。

アトレティコはその後、必死で守るマジョルカを相手に1点も返すことができず、試合終了のホイッスルを聞いている。3位アトレティコは第32節ラス・パルマス戦以来4試合目の黒星で、2位レアル・マドリーには勝ち点8差をつけられて上回ることは不可能に。1試合未消化の4位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差は暫定で6となっている。

シメオネ監督のチームはラ・リーガ前半戦はわずか1敗で切り抜けていたが、後半戦はこのオサスナ戦で5敗目(公式戦7敗目)。クリスマスバケーションは1位で迎えたにもかかわらず、その後に大きくブレーキがかかって、今に至っている。なお試合後、スペイン『モビスタール・プルスとのインタビューに応じた主将コケは、なぜ後半戦に黒星が増えているかを問われて「分からない。分からないよ」と返答して、その場を去っている。

対するオサスナはヨーロッパリーグ出場圏7位セルタと勝ち点4差、カンファレンスリーグ圏内8位ラージョ・バジェカーノと同勝ち点で9位につけている。

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