Simeone KokeGetty Images

アトレティコ、コケ&グリーズマンの先発復帰で今季初勝利…シメオネ「感情があふれ出てしまう。彼ら2人はクラブの生ける歴史なんだ」

13日のラ・リーガ第4節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのビジャレアル戦に2-0で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、今季初勝利に満足感を表している。

ラ・リーガ第3節までを2分け1敗で終えていたアトレティコ。シメオネ監督はこのビジャレアル戦、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ・リヴァプール戦も見据えてMFコケ(33)、FWアントワーヌ・グリーズマン(34)のベテラン両選手を今季初先発させたが、これが見事に功を奏した。コケが攻守のバランスを取り、グリーズマンが攻撃でアクセントをつけたチームは、前半にMFパブロ・バリオス、後半に新加入MFニコ・ゴンサレスがゴールを決めて、待望の今季初勝利を手にしている。

試合後会見に出席したシメオネ監督は、両選手の活躍の感想を求められ、次のように返答した。

「彼らのことを話すときには、感情があふれ出てしまう。彼らはアトレティコ・マドリーの生ける歴史だ。自分の役割を理解しながら、このグループにいてくれる。今日2人がプレーしたのは、彼らのための試合だったからにほかならない。彼らはヒエラルキー、クオリティー、落ち着きを示してくれた」

今季、出場時間が大きく減少しているベテラン2人だが、シメオネ監督は今後もそのクオリティーが必要であることを強調した。

「コケは常軌を逸したパフォーマンスを見せてくれた。アントワーヌは走り、連係し、アシストを狙った。私たちは彼らを必要としている。チームが彼らを必要とするときに必要なんだ。監督である私は、2人の信じられないクオリティーが、チームの大きな助けになると理解している」

試合自体については、次のように振り返っている。

「チームは良いプレーを見せた。見事に試合を解釈したよ。相手は素晴らしいカウンターが武器の勢いに乗っているチームだったが、私たちは右肩上がりに試合をコントロールしていった」

「チームはもう少し良い結果に値していたが、フットボールがここまで与えてくれたのは勝ち点2だけだった。勝ち点3が、本当に必要だったんだ」

試合終了のホイッスルが吹かれれば、すぐさまロッカールームに戻ることで知られるシメオネ監督だが、今日ばかりはそのままピッチに残り、選手たちと観客と勝利を喜んだ。

「ただの1日じゃなかった。3試合を終えて勝ち点2しか獲得できず、チームもファンも勝利が必要な状況で迎えたホーム戦だ。明日の10時からリヴァプールのことを考えて練習に臨むが、その前のわずかな時間、皆のそばに近づく良い機会だと思えた」

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