GriezmannGetty Images

ホームで赤白ユニをビルバオに譲ったアトレティコ、グリーズマン弾で勝利!3位レアル・ソシエダとの勝ち点差を「2」に縮める

アトレティコ・マドリーは19日にラ・リーガ第22節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのアスレティック・ビルバオ戦に臨み、1-0の勝利を飾った。

3位レアル・ソシエダがセルタと1-1で引き分け、この試合に勝利すれば勝ち点差を2まで縮められるチャンスを得た4位アトレティコ。今回のメトロポリターノに迎えたのは、クラブ創立125周年を迎えたアスレティックだ。ビルバオ出身の学生たちによって、アスレティックの姉妹クラブとして誕生したアトレティコは、それを記念してホームで赤白のユニフォームを着る権利をアスレティックに譲っている。

シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、ヒメネス、エルモーソ、ヘイニウド、MFジョレンテ、デ・ポール、コケ、カラスコ、FWアンヘル・コレア、グリーズマンをスタメンで起用。試合の序盤、アトレティコはアスレティックに主導権を握られて自陣に押し込められる。が、赤白のチームが迎える決定機は、ほぼすべて“鉄人”ヘイニウドが防いでいる。モザンビーク代表DFは驚異の危機察知能力と身体能力……総じて守備力によって1対1に勝利し、飛び出しを防ぎ、シュートを弾いていった。

対するアトレティコも徐々に攻撃を仕掛けるようになり、37分に決定機を迎える。A・コレアのスルーパスからカラスコがペナルティーエリア内左にフリーで侵入。だがシュートはGKアギレサバラに弾かれた。前半はスコアレスで終了を迎える。

後半はアトレティコがボールを持って攻め込み、アスレティックが速攻を見せる展開。アトレティコは50分、エリア内左のカラスコがニアサイドを狙いシュートを打ったが、またもアギレサバラのセーブに遭う。反対に54分には、イニャキ・ウィリアムズにエリア内への侵入を許してニアサイドにシュートを放たれるが、これはオブラクが弾いている。

シメオネ監督は58分に交代カードを切り、A・コレア、デ・ポールを下げてモラタ、パブロ・バリオスを投入。さらに72分にはカラスコとの交代でメンフィスもピッチに立たせている。

そして73分、アトレティコがついに先制に成功した。ピッチ中央、グリーズマンが前方のメンフィスにパスを送ると、ワン・ツーで最終ラインを突破。そのままペナルティーエリア内左に入り込むと、対角線上に左足のシュートを決め切った。大きな存在感を放ったカタール・ワールドカップ以降、ピッチ全体をカバーしてアトレティコの攻撃に流動性を与えているグリーズマン。ここ最近はその献身性に相反するように決定力を欠く場面が目立ったが、冷静にチャンスを物にしている。

シメオネ監督は後半アディショナルタイム、グリーズマンとの交代でサウールを投入。バルセロナから復帰した直後には裏切り者とブーイングを浴びていたグリーマンだが、この試合では大喝采を浴びながらベンチへと下がっていった。アトレティコはその後、アスレティックの反撃を最後まで抑え込んでシメオネ監督のチームらしく1-0の勝利を収めている。全体的なパフォーマンスはいまだ低調なものの、連勝を果たした同チームは、3位ソシエダとの勝ち点差を2まで縮めて射程距離に捉えた。

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