アトレティコ・マドリーは30日にラ・リーガ第34節、敵地サン・マメスでのアスレティック・ビルバオ戦を0-2で落とした。
宿敵レアル・マドリーがラ・リーガ優勝を決めた日に、チャンピオンズリーグ出場権争いで優位に立つべくサン・マメスに乗り込んだアトレティコ。スコアレスドローで終えた前節グラナダ戦はジョアン・フェリックス不在も痛感する低調ぶりだったが、この試合でも調子は変わらなかった。
立ち上がり、アスレティックの勢いに飲まれたアトレティコは、8分にいきなり失点。イニャキ・ウィリアムスのペナルティーエリア内左への侵入及びシュートを許すと、このボールがマリオ・エルモーソに当たってコースが代わり、GKオブラクの守るゴールに収まっている。
アトレティコはその後もサイドバックとセンターバックの間を突破するI・ウィリアムスに苦慮。前半の終わり頃になってようやく攻められるようになったが、カラスコのシュートがわずかに枠の左に外れるなど、同点に追いつけぬまま試合の折り返しを迎えた。シメオネ監督はハーフタイム、ヘイニウドとの交代でアンヘル・コレアを投入する。
後半、アトレティコは51分にグリーズマンがクロスバー直撃のミドルを放つ場面があったが、全体的なパフォーマンスは低調なまま。すると55分、ペナルティーエリア内でエクトール・エレーラがムニアインをひっかけたとしてアトレティックがPKを獲得し、I・ウィリアムスがパネンカえネットを揺らしている。
シメオネ監督は65分にエレーラ、カラスコ、コンドグビアとの交代でコケ、デ・ポール、クーニャを投入。さらに70分にはルイス・スアレスも下げてヴルサリコもピッチに立たせた。だが、その後も攻撃は機能せず、アスレティックのボール保持にも苦しむことに。93分にはA・コレアのシュートがポストに当たり、結局ノーゴールのまま試合を終えた。
ここ4試合の成績が1勝2敗1分け(CLマンチェスター・シティ戦ふ組めれば1勝3敗2分け)と再び調子を落とすアトレティコは、現在勝ち点61で4位に位置。前日にカディスと引き分けた2位セビージャの勝ち点は64、明日マジョルカ戦の3位バルセロナは63で、2日にヘタフェ戦に臨む5位ベティスには勝ち点を1差まで縮められる可能性がある。




