Joao Felix Luis SuarezGetty Images

アトレティコ止まらない!J・フェリックス&L・スアレスが2発ずつ決めてラ・リーガ6連勝、運命のマン・C戦へ

アトレティコ・マドリーは2日にラ・リーガ第30節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのアラベス戦に臨み、4-1の勝利を飾った。

公式戦ここ7試合6勝1分けで、ラ・リーガではシメオネ監督が「これから14試合のリーグ戦が始まる」と話した第25節オサスナ戦から5戦全勝と、それまでの不調ぶりはどこへやら一気に調子を上げてきたアトレティコ。アルゼンチン人指揮官は好調エクトル・エレーラを負傷で欠いたものの、上昇気流に乗った最大の要因であるロディの位置次第で3-5-2&4-4-2に可変するシステムを継続し、前線では再びジョアン・フェリックス&グリーズマンに2トップを組ませた。

試合はシメオネ監督の父親カルロス氏の黙祷が行われてからキックオフ。アトレティコはこの一戦でも、好調の要因の一つとなっているJ・フェリックスの早い時間帯でのゴールが決まる。11分、ペナルティーエリア内でフリーとなっていたポルトガル代表FWは、ヴルサリコのクロスからヘディングシュートでネットを揺らした。オサスナ戦3分、ユナイテッド戦7分、ベティス戦2分、カディス戦3分、そしてアラベス戦が11分……。J・フェリックスはアトレティコに得意の堅守速攻を実現させるゴールを記録し続けている。

先制したアトレティコはハイプレスと中盤からのプレスを使い分けながらアラベスの攻撃を防ぎ、速攻から追加点を狙う。が、そこからはチャンスより何よりもラフプレーが多い展開となり、前半は1-0のまま終了のホイッスルが吹かれた。シメオネ監督はハーフタイムにロディをデ・ポール、レマルをカラスコに代えている。

後半の立ち上がり、アトレティコはマルコス・ジョレンテ、デ・ポール、コンドグビア、カラスコが並ぶ中盤がうまく機能せず、アラベスに試合をコントロールされる状況が続く。シメオネ監督はやはりマンチェスター・シティ戦を考慮してか、61分にはグリーズマンとの交代でルイス・スアレスもピッチに立たせた。だが的確な選手交代、もっと言えばパルティード・ア・パルティードの哲学を捨て去ったからか、63分にアラベスの同点弾を許してしまう。エドガルのクロスからフリーのエスカランテにヘディング弾を決められた。

失点を受けたシメオネ監督は、72分にM・ジョレンテを下げてクーニャを投入する。すると2分後、そのクーニャが鋭いドリブルを仕掛け、ペナルティーエリア内でルジューヌに倒されてPKを誘発。キッカーのL・スアレスがきっちりこれを決め切って、アトレティコが勝ち越した。再びリードを得たシメオネ監督のチームは、83分にGKパチェコが弾いたボールからJ・フェリックス、90分にスルーパスからL・スアレスが2点目を記録。一時は肝を冷やしたものの、終わってみれば4得点の快勝劇で勝ち点3を獲得した。

ラ・リーガ6連勝のアトレティコは勝ち点を57として2位セビージャに並び、バルセロナに3差をつけて3位に浮上した。セビージャとバルセロナは翌日に直接対決に臨む。

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