Luis SuarezGetty Images

アトレティコ、ルイス・スアレスの40メートル長距離砲などでオサスナに3発勝利!暫定でCL出場圏4位浮上

アトレティコ・マドリーは19日にラ・リーガ第25節、敵地エル・サダールでのオサスナ戦に臨み、3-0の勝利を飾った。

ミッドウィーク、最下位のレバンテ戦を相手になす術なく0-1で敗れ、シメオネ政権下最大の危機をさらに膨れ上がらせたアトレティコ。シメオネ監督とベルタSD(スポーツディレクター)の関係不和や、それに伴う後任招へいの動きが報じられるなど混沌とした状況の中、CLマンチェスター・ユナイテッド戦直前となるオサスナとの試合を迎えることになった。アルゼンチン人指揮官はGKオブラク、DFヴルサリコ、サヴィッチ、フェリペ、ヘイニウド、MFジョレンテ、エレーラ、コケ、カラスコ、FWルイス・スアレス、ジョアン・フェリックスを先発で起用し、4-4-2を基本システムとしている。

アトレティコはキックオフからわずか3分後に先制。左CKをGKセルヒオ・エレーラがクリアし損ねてボールがファーにこぼれると、そこで待ち受けていたJ・フェリックスがシュートを決め切った。リードを得たアトレティコだが、以降は不調を引きずるように防戦を強いられる。38分にはブディミルのヘディングシュートがポストに直撃。その1分後にはチミ・アビラのミドルをオブラクが何とかセーブと、あわやという場面も迎えながら1点差で試合を折り返した。シメオネ監督はハーフタイム、ヒメネスとの交代でフェリペを投入している。

後半もオサスナにボールを保持され続けたアトレティコだったが59分、2タッチで80メートル以上の距離を越えるスーパーゴールで加点する。まず自陣ペナルティーエリアで、J・フェリックスが右足のロングボールをハーフウェーラインやや左寄りのL・スアレスに届ける。ゴールまで40メートル以上はあろうかという距離で、L・スアレスは弾むボールを前に自身の体の向きやバランスを微調整してから左足でボレーシュート。綺麗な軌跡を描くボールは前に出ていたS・エレーラが必死に戻るも及ばず、そのまま枠内に収まっている。

リードを2点に広げたシメオネ監督は、71分にL・スアレスをコンドグビアに代えて守備を強化し、さらに80分過ぎにはジョレンテ、カラスコ、J・フェリックスを下げてアンヘル・コレア、エルモーソ、ハビエル・セラーノ(Bチーム)を投入。そして89分に仕掛けた速攻で、コケのスルーパスからペナルティーエリア内左に侵入したA・コレアが左足のシュートを沈めて、オサスナに引導を渡している。2試合ぶり勝利のアトレティコは、勝ち点を42として暫定でチャンピオンズリーグ出場圏4位に浮上した。

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