3日のラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーは敵地エスタディオ・グラン・カナリアでのラス・パルマス戦を1-2で落とした
金曜開催の試合に割り振られたアトレティコ。第4節セビージャ戦が延期したために、1試合未消化の状況が続く同チームだが、それでもこのラス・パルマス戦に勝利すればレアル・マドリー、ジローナに勝ち点で並び、得失点差によって暫定で首位に浮上することができる。
しかしながら本拠地シビタス・メトロポリターノで公式戦15連勝、ラ・リーガ14連勝中のアトレティコは、公式戦3勝3分け1敗、ラ・リーガ3勝1分け1敗のアウェーで再び違う顔を見せた。
前半、ラス・パルマスにボール保持して攻め込まれたシメオネ監督のチームは、それでもロドリゴ・リケルメが速攻から決定機を迎えたものの、GKバジェスの好守に遭って先制ならず。0-0のまま試合を折り返すと51分、キリアンにペナルティーエリア手前からグラウンダーのシュートを決められて、ビハインドを負った。
失点後、シメオネ監督は60分にチームの2本柱であるコケ&グリーズマンをマルコス・ジョレンテ&アンヘル・コレアに代え(チャンピオンズリーグを意識か?)、また65分にはヴィツェル&デ・ポールをヒメネス&サウールと交代させた。攻勢を強めたいアトレティコだったが、74分にはエルモーソのパスミスから今度はムニルのゴールを許してしまい、リードを2点に広げられる。
シメオネ監督は76分に最後の交代カードを切り、モリーナとの交代でハビ・ガランを投入。すると83分、ロドリゴ・リケルメの絶妙なクロスをペナルティーエリア内のモラタが右足で押し込み、1点を返すことに成功する(モラタは今季13試合10得点、スペイン代表合わせれば16試合13得点)。だが、それ以上ゴールを奪うことはできず、1点差のまま試合は終了のホイッスル。アトレティコはラ・リーガ首位の座に座り、少なくとも一晩を過ごすチャンスを逃している。




