アトレティコ・マドリーはもしFWジョアン・フェリックスをサウジアラビアに放出するとしても、完全移籍以外は認めない方針という。スペイン『アス』が報じた。
ディエゴ・シメオネ監督との確執などを理由にして、今夏でのアトレティコ退団を希望しているジョアン・フェリックス。ただしベンフィカに支払った高額な移籍金1億2700万ユーロの減価償却の関係でレンタル料は1500万ユーロと高く、選手本人が移籍希望を公言したバルセロナを含めて、欧州の強豪クラブはどこもオファーを出していない状況とされている。
そうした中でポルトガル『ジョゴ』は、サウジアラビアのアル・ヒラルがジョアン・フェリックス獲得に興味を持っていると報道。彼らには1500万ユーロのレンタル料を支払う用意があるとのことだ。
その一方で『アス』は、アル・ヒラルのJ・フェリックスに対する興味が事実としながも、アトレティコにはサウジアラビアに貸し出す考えがないことを伝えた。アトレティコは、もしJ・フェリックスがサウジアラビアでプレーして戻ってきた場合、その市場価値が急落して適切な移籍金で売れなくなることを危惧している様子。そのためにサウジアラビアに放出する場合には、完全移籍以外は認めない方針とみられる。
果たしてJ・フェリックスは、今季どこでプレーすることになるのだろうか。


