アトレティコ・マドリーは3日、スペイン人DFハビ・ガラン(28)の獲得を発表した。
今夏の移籍市場で左サイドバック、右サイドバック(チェルシーDFセサル・アスピリクエタ獲得間近)、ボランチの獲得を目指すアトレティコが、最初の補強選手を発表。セルタ、ひいてはラ・リーガを代表する攻撃的左サイドバックの一人、ハビ・ガランだ。
スペイン『マルカ』曰く、セルタは当初アトレティコにハビ・ガランの移籍金として1800万ユーロを求めたようだが、最終的には500万ユーロで決着がついたとみられる。というのもアトレティコは値下げの代わりに下部組織出身DFマヌ・サンチェスを譲渡するとのこと。過去3シーズン、レンタル移籍によってオサスナで過ごしたアトレティコの左サイドバックは、同じくレンタルでセルタに加わると噂されていたが、最終的に完全移籍を果たすことになるようだ。
アトレティコは左サイドバックのレギュラー、DFヘイニウド・マンダヴァが今年2月に右ひざ前十字じん帯を断裂。ハビ・ガランは2023-24シーズン途中までプレーできない彼の代わりを務めることになりそうだが、5バックも使用するディエゴ・シメオネ監督はヘイニウドを左センターバック、ハビ・ガランを左ウィングバックにするなど、局面に応じて両選手を使い分けていくことが予想される。
ハビ・ガランはラ・リーガ下部カテゴリーから1部で活躍するまでの道を自ら切り開いた苦労人だ。10年前に所属していたバダホスでは5〜4部リーグでプレーし、コルドバBで4〜3部リーグ、コルドバのトップチームで2部リーグを経験し、2018〜19シーズンの冬に加入したウエスカでラ・リーガ1部に到達。ウエスカではFW岡崎慎司ともチームメートだった。
ガリシアの雄セルタに加入したのは2021年夏のことで、2シーズンで公式戦合計79試合に出場。無尽蔵のスタミナと、ウィングとしてもプレーできる突破力が売りのサイドバックである。




