GriezmannGetty Images

今季“スーパーサブ”として6得点のグリーズマン「僕の未来?アトレティコとタイトルを獲得するよ」

13日のラ・リーガ第16節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのバレンシア戦に2-1で勝利した。この試合の決勝点を決めたFWアントワーヌ・グリーズマン(34)は、“スーパーサブ”になってもチームに貢献していく意気込みを示している。

長らくアトレティコのエースを務め、クラブ歴代最多得点記録も保持しているグリーズマンだが、今季はこれまでと違う役割を請け負うことに。若返りを図るチーム中で絶対的レギュラーの座を失い、ベンチスタートから流れを変える“スーパーサブ”となったのだ。

だがグリーズマンはグリーズマンだ。そのワールドクラスのクオリティーは変わらず、限られた時間の中で輝きを発している。バレンシア戦では後半途中から出場して、チームを勝利に導くゴールを記録。74分、DFマルク・プビルの浮き球をペナルティーエリア内で巧みにトラップすると、狭いスペースの中でうまく反転してハーフボレーを放ち、見事ネットを揺らしている。

グリーズマンにとってこのゴールは、アトレティコでの通算204得点目。今季ラ・リーガでは5得点目だが、そのすべてが途中出場から決めたものだ。またチャンピオンズリーグでも2得点を記録しているが、先発で1得点、途中出場から1得点と、“スーパーサブ”として合計6ゴールを決めている。

どんな役割でも輝きを放つグリーズマン。選手本人は先に「ベンチスタートはうれしくない。僕はプレーしたいんだ」と語るなど、“スーパーサブ”には納得していないようだが、しかしチームファーストであるべきことも理解している。バレンシア戦後には次のように話していた。

「結局のところ、監督とチームが必要としている役割を務めるべきなんだ。今日は途中出場の選手たちが、チームが必要としている“閃き”を与えられたと思う」

「やっぱり、僕はここで幸せなんだ。素晴らしい家族がいて、素晴らしい町に住んでいて、素晴らしいファンの前でプレーしている。与えられる出場時間で、自分の力を示すことができればいいと思っている」

グリーズマンとアトレティコの契約は2027年までとなっているが、それは年俸支払いの都合であり、今季限りでの退団が濃厚とされている。そのことを踏まえて、自身の将来について問われたグリーズマンは、次のように返答している。

「僕の未来だって? アトレティコとともにタイトルを獲得するよ」

なおグリーズマンはアトレティコでもバルセロナでも、一度もラ・リーガ優勝を果たした経験がない。アトレティコの悲願であるチャンピオンズリーグ優勝含めて、今季に懸ける思いは、やはり強い。

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