Angel CorreaGetty Images

J・フェリックスを失ったアトレティコ、グラナダとスコアレスドロー…CL出場圏獲得に暗雲立ち込める

アトレティコ・マドリーは20日にラ・リーガ第33節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのグラナダ戦をスコアレスドローで終えた。

ジョアン・フェリックスが今季絶望の負傷に苦しみ、エクトル・エレーラ、レマル、ヒメネスも離脱中で、さらにコンドグビアとフェリペが出場停止のアトレティコ。シメオネ監督はそうした中でBチームのハビ・セラーノを先発させ、GKオブラク、DFサビッチ、エルモーソ、ヘイニウド、MFマルコス・ジョレンテ、デ・ポール、J・セラーノ、コケ、カラスコ、FWアンヘル・コレア、グリーズマンでスタメンを組んでいる(各ポジションの並びは右サイドから記載)。

前半立ち上がりに攻勢を仕掛けたのはアトレティコ。前節エスパニョール戦で2得点の活躍を見せたカラスコを中心にグラナダゴールに迫ったものの、その攻撃は彼のプレーから続くことなく、チャンスらしいチャンスを生み出すまでには至らない。カランカ監督が新たに率いるグラナダは時間が経つに連れて対応に慣れていき、試合は停滞していった。

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前半はスコアレスのまま終わり、シメオネ監督はハーフタイムにJ・セラーノとヘイニウドをルイス・スアレス、ヴルサリコに代える。だが、後半になってもアトレティコが攻め切れない状況は変わらず、アルゼンチン人指揮官は65分にアンヘル・コレアをロディ、70分にグリーズマンをクーニャと次々に選手を代えていった。

だがアトレティコのパフォーマンスはその後も改善されず。89分にはセットプレーからサビッチがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠の左に外れている。結局、試合は0-0で終了のホイッスルが吹かれている。

一時期は6連勝するなど調子を取り戻したように見えたアトレティコだが、ここ3試合は1勝1分1敗と再び停滞気味。とりわけキックオフ直後に先制点を決めることを常として、チームに堅守速攻を実現させていたJ・フェリックスのの不在は、やはり痛手となりそうだ。

アトレティコは勝ち点61で2位に位置。それぞれ勝ち点60の3位バルセロナ、4位セビージャに順位を抜かれる可能性があり、勝ち点57の5位ベティスにも差を縮められるおそれがある。

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