アトレティコ・マドリーのフベニール(U-18)を指導する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏が、レアル・マドリーとのダービーで退席処分となった。レアル・マドリー監督の元スペイン代表DFアルバロ・アルベロア氏を突き飛ばしたためだ。
14日に行われたスペイン・ユースカップ準々決勝2ndレグ、レアル・マドリー対アトレティコで事件は起きている。
F・トーレス氏はリヴァプール時代の元チームメートでもあるアルベロア氏とハーフウェーライン付近で舌戦を交えると、最後には右手でレアル・マドリー監督を突き飛ばして、話にならないといった様子で自チームのテクニカルエリアへと戻っていった。主審はこれを受けて、口論したアルベロア氏にイエローカード、手を出したF・トーレス氏にレッドカードを提示している。
退席処分となったF・トーレス氏は、憮然とした様子でピッチサイドを歩いていたが、レアル・マドリーのサポーターからの野次にも反応。「このピエロが!」と言い放ってからピッチを後にした。なお試合は2-2のドローで終了し、2戦合計スコア4-2でレアル・マドリーが準決勝に進出している。
なおF・トーレス氏が助監督の肩書きで指導するアトレティコのフベニールは、今季リーグ戦を25勝4分け1敗の2位でフィニッシュ。1位はアルベロア氏が監督を務めるレアル・マドリーのフベニールで、その成績は27勝3分け0敗。アトレティコに勝ち点5差をつけて優勝を果たしていた。
F・トーレス氏とアルベロア氏は将来的に、アトレティコとレアル・マドリーのトップチームを率いて、対戦する可能性もあるのかもしれない。もし実現するならば、非常に熱いダービーを演じそうである。
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