24日のラ・リーガ第36節、アトレティコ・マドリーは敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を3-3のドローで終えた。
レアル・マドリーとラ・リーガ2位の座を争うアトレティコはこのエスパニョール戦、前半と後半開始1分まででに3点を獲得する。
まず22分、エルモーソのスルーパスからペナルティーエリア内に入り込んだサウールが左足のシュートで2試合連続弾を決め、また44分にはカラスコのポスト直撃弾の跳ね返りをグリーズマンが押し込み加点。さらに46分にはアンヘル・コレアのミドルをGKパチェコが弾き、そのこぼれ球に勢いよく詰めたカラスコがネットを揺らした。
だが試合の行方は、ここから180度変わる。残留のためには負けられないエスパニョールが、サポーターの後押しとともに反撃に出た。65分にCKからセサール・モンテがGKグルビッチの守るゴールを割り、76分にはプアードがグルビッチに倒されことでPKを獲得して、キッカーのホセルが2点目を記録。そして80分、アレイクス・ビダルのクロスからヴィニシウス・ソウザがヘディングシュートを決め、15分間で0-3から3-3に追いついた。試合は同点のまま終了のホイッスルが吹かれている。
やはり残留を争うチームほどモチベーションが出ないのか、勝ちきれなかったアトレティコは同日にラージョを2-1で下したレアル・マドリーに再び2位の座を譲っている。対するエスパニョールは勝ち点35で降格圏19位に位置。同日ビジャレアルに敗れた残留圏17位カディス、ベティスに勝利した16位ヘタフェとの勝ち点差は3となっている。




