MenphisGetty Images

10人のアトレティコが89分にドラマを起こす!メンフィス・デパイの加入後初ゴールでセルタ撃破…3位レアル・ソシエダに勝ち点1差まで迫る

12日のラ・リーガ第21節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に1-0で勝利した。

チャンピオンズリーグ出場権獲得を今季唯一の目標とするアトレティコだが、前節ヘタフェ戦を1-1のドローで終えるなど、基本的1週間に1試合のスケジュールながら調子は上がらないまま。シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、サビッチ、エルモーソ、ヘイニウド、MFデ・ポール、コケ、パブロ・バリオス、FWジョレンテ、モラタ、グリーズマンを先発させた。

前半はほとんど決定機がない展開。シメオネ監督は今週の練習で「ボールを大事にしろ」「パスをもっと回せ」など話してポゼッションの強化に努めていたようだが、ボールを保持した攻撃もリスクを極力冒さないことでチャンスをつくるまでには至らない。セルタもゴールよりリスクを抑える攻撃の配置にこだわって、どちらも消極的な内容のまま前半は終了した。

後半、アトレティコは立ち上がりにモラタが決定機を迎えるも決め切れず。その後にはセルタの攻撃を受け、71分には最終ラインを突破しようとするセフェロビッチをがっちりとつかんで進行を妨げたサビッチが一発レッドで退場に。数的不利に陥った。

10人となって防戦を強いられるアトレティコ。しかしオブラクの超絶セーブも飛び出して失点を防ぎ続けると、89分にモラタとの交代で投入されていたメンフィスが劣勢を覆すアトレティコ加入後初ゴールを決めた! 同じく途中出場のカラスコが、左サイドでロングボールを受けると内に切れ込んでシュート。ボールはDFに当たって枠外へ向かおうとしていたが、ゴール前のメンフィスがバランスを崩しながらも反転して、そのボールを右足で枠内に蹴り込んだ。シメオネ監督は「今週の練習、メンフィスは最高だった」と語っていたが、その予言通りの活躍を披露している。

アトレティコはメンフィスが決めたゴールを最後まで守り切り、2試合ぶり勝利。逆境に抗うクラブアイデンティティーを見せた格好だ。4位の同チームは勝ち点を38として、5位ベティスとの勝ち点4差をキープし、翌日にエスパニョール戦に臨むレアル・ソシエダとの勝ち点差を1に縮めている。

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