21日のラ・リーガ第10節、アトレティコ・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦に3-0で勝利。チームの全得点を決めたのは、エースのFWアントワーヌ・グリーズマンだった。
今季アトレティコが戦った900分間の内、プレーしていない時間はたった67分間のみ。フランス代表でも81試合連続出場している“鉄人”が、久々にハットトリックを達成した。
グリーズマンが1点目を獲得したのは29分のこと。モラタがGKビジャールに倒されてPKを獲得し(セルタGKは一発退場に)、このPKを冷静に決め切った。
アトレティコはスコアでも数的にも優位に立って試合を折り返し、64分にグリーズマンが2点目を記録。ドリブルを仕掛けたフランス代表FWは、相手DFのクリアボールが自分のところに転がった運もあってペナルティーエリア内右に侵入する。中央にモラタが走り込む状況で右足でボールを叩き、ニアサイドを破っている(グリーズマンは試合後にモラタへのクロスを狙い、ミスしたと告白)。
そしてグリーズマンがハットトリックを達成したのは、70分だった。モラタがドリブルでペナルティーエリア内右に侵入し、彼の横パスをモリーナが受け、モリーナの折り返しから背番号7が三度ネットを揺らしている。
今季得点数を8に伸ばしたグリーズマンだが、ラ・リーガはで通算5回目のハットトリック。レアル・ソシエダに在籍していた2014年に初めて3得点を記録し、アトレティコ移籍後の2014年に1回、2018年に2回成し遂げていた。またアトレティコ通算得点数はこれで165となり、最多得点記録を保持するルイス・アラゴネス氏にはあと7点まで迫っている。
アトレティコはグリーズマンが奪った3点のリードを最後まで守り切ってラ・リーガ5連勝、CL含め公式戦6連勝を果たした。同チームは第4節セビージャ戦が未消化ながらも勝ち点を22まで伸ばして、翌日試合を控えるジローナ(勝ち点22)とバルセロナ(勝ち点21)を抜き去って2位に浮上。同日にセビージャと分けた首位レアル・マドリーとの差を3に縮めている。




