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アウェーであまりにも弱いアトレティコ、降格圏カディスにも敗れて今季成績4勝3分け7敗に…ホームでは13勝1分け

9日のラ・リーガ第28節、アトレティコ・マドリーは敵地ヌエボ・ミランディージャでのカディス戦を0-2で落とした。

ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、本拠地メトロポリターノでのインテル戦を控えるアトレティコ。しかし来季CL出場のためにも、1月22日以降、5試合で勝ち星から遠ざかっている今季“超”苦手のアウェー戦で、久しぶりに白星を持ち帰ることも重要だ。

負傷中のグリーズマンはこの試合に間に合わず。シメオネ監督はGKオブラク、DFマルコス・ジョレンテ、ヴィツェル、ガブリエウ、エルモーソ、サムエウ・リーノ、MFデ・ポール、コケ、サウール、FWモラタ、メンフィスをスタメンとして、いつもの5-3-2/3-5-2システムを使用している。

シメオネ監督はここ最近、アウェー戦でのパフォーマンスを改善する必要性をより強く説くようになっていたが、しかし、このカディス戦でも状況は一向に変わらない。ボールを保持しても、同じく5/3バックを使用するカディスを相手にチャンスをほとんどつくれず、すると24分に失点……。カディスは迫力あるドリブル右サイドから左サイドに横断したロベルト・ナバーロの折り返しから、フアンミがヘディングシュートでネットを揺らした。

失点直後、怒りの声を上げていたシメオネ監督は、前半終了直後に走ってドレッシングルームへと向かう。そしてハーフタイムに一気に3選手を交代し、デ・ポール、メンフィス、サウールを下げてモリーナ、アンヘル・コレア、ロドリゴ・リケルメをピッチに立たせている。

迎えた後半、アトレティコはアンヘル・コレアを中心に勢いよく攻撃を仕掛けたが、カディスの堅守を崩し切れない。そして、64分にカディスが追加点を獲得。ロングボールから駆け出したフアンミが、あまりに対応がお粗末だったガブリエウを振り切ってそのままペナルティーエリア内に侵入し、右足のシュートで再びオブラクを破っている。

シメオネ監督は70分、サムエウ・リーノとの交代で19歳フェルメーレンを投入。その2分後にはマルコス・ジョレンテの強烈なヘディングシュートが枠を捉えたものの、GKレデスマの好守が飛び出して1点を返すことすらかなわなかった。アルゼンチン人指揮官は77分、コケも下げて20歳サリム・エル・ヘバリをトップチームデビューさせた。

アトレティコは結局、一矢を報いることもできず、2点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えた。降格圏17位カディスに今季3勝目を許して、ラ・リーガのアウェー成績は4勝3分け7敗に。ホーム成績13勝1分けと比べて、まさに惨憺たる状況だ。

勝ち点を55から伸ばせなかったアトレティコは、首位レアル・マドリーと暫定で勝ち点11差、2位バルセロナと勝ち点6差、3位ジローナと暫定4差で4位に位置。翌日にラス・パルマス戦に臨む5位アスレティック・ビルバオには、勝ち点2差まで縮められる可能性がある。

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