Angel CorreaGetty Images

アトレティコ、A・コレア2発などで2点ビハインドから逆転勝利…ソシエダを抜いて4位浮上!ホームでは12連勝中

アトレティコ・マドリーは10月1日、本拠地シビタス・メトロポリターノでのカディス戦に臨み、3-2の逆転勝利を飾った。

負傷者に次ぐ負傷者で満身創痍のアトレティコ。この一戦ではソユンジュ、メンフィス、レマル、サビッチ、ヘイニウド、パブロ・バリオスを負傷、モラタを出場停止で欠き、トップチーム所属のフィールドプレーヤーは14人のみとなっている。それでも現在11連勝中と、“12番目の選手”であるスペイン屈指の熱狂的サポーターが背中を押す要塞メトロポリターノでは、何としてでも勝ち続けたいところだ。

シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、アスピリクエタ、ヴィツェエル、エルモーソ、リケルメ、MFマルコス・ジョレンテ、サウール、FWアンヘル・コレア、グリーズマンをスタメンとして、いつもの5-3-2/3-5-2システムを使用している。

立ち上がり、アトレティコはグリーズマンが右ポスト直撃のシュートを放つなど攻勢を見せたが、その勢いはすぐに挫かれることになった。疲労もあってかプレーが荒くなり、12分には失点……。カディスはクリス・ラモスのグラウンダーのクロスから、モリーナの動きに先んじたルーカス・ピレスがオブラクを破っている。

ビハインドを負ったアトレティコ。27分には直接フリーキックからグリーズマンがゴールをうかがうも、これはクロスバーの上へ外れる。そしてその直後、カディスがメトロポリターノに沈黙をもたらす2点目を記録した。GKレデスマのゴールキックをアスピリクエタが頭でクリアし損ねると、そのままペナルティーエリアに転がったボールからロジャーがループシュートを決めている。

2点差とされたアトレティコだったが、ここはやはりメトロポリターノ。アトレティコが勝ち続けている場所だった。シメオネ監督のチームはまず32分に1点を返すことに成功。アスピリクエタがペナルティーエリア内にアーリークロスを送り、A・コレアがヘディングシュートを決めている(今季2点目)。

1-2で試合を折り返したアトレティコ。後半、ウルトラスのフレンテ・アトレティコが、メンバーが警察に逮捕されたという至極くだらない動機によって、そのための抗議で応援をボイコットし、メトロポリターノは静寂が支配する。それでもシメオネ監督のチームは攻勢を止めることなく、自分たちのゴールで観客に声を上げさせていった。

アトレティコは後半開始からわずか1分後に同点弾を獲得。ペナルティーエリア内右深くに侵入したM・ジョレンテのシュートをレデスマが弾くと、モリーナがそのこぼれ球を叩いてネットを揺らした。

シメオネ監督は61分にM・ジョレンテ、コケ、リケルメを下げてリノ、デ・パウル、ヒメネスを投入。そしてその5分後、ついにスコアをひっくり返す3点目を決めた。ペナルティーエリア内左、リノとの連係からサウールがクロスを送ると、中央で待ち受けていたA・コレアが倒れながら右足を伸ばしてボールを枠内に押し込んでいる。

シメオネ監督は81分にアスピリクエタを下げてハビ・ガランを投入。先の交代で1列上げていたヴィツェルをDFラインに戻す。その後アトレティコは堅守速攻で、カディスの攻撃を封じるとともにカウンターから追加点を狙い、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを聞いている。

3連勝のアトレティコは勝ち点を16として、レアル・ソシエダを抜き去り4位に浮上した。また、これでホームでの連勝数は12となり、1939-40、1940-41シーズンに達成した歴代2位の記録に並んだ。歴代1位の記録はシメオネ監督就任後の11-12シーズン、12-13シーズンに樹立された14連勝で、あと2勝まで迫っている。

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0