Angel Correa Atletico Madrid Betis LaLiga 2022-23Getty Images

絶好調アトレティコ、途中出場A・コレアの一発でベティスも撃破!ここ11戦8勝3分けで4位レアル・ソシエダに勝ち点6差をつける

2日のラ・リーガ第27節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのベティス戦に1-0で勝利した。

ラ・リーガここ10試合の成績は7勝3分け……カタール・ワールドカップ後から急激に調子を上げ、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得はおろか、レアル・マドリーを抜いて2位となることも視野に入れ始めたアトレティコ。シメオネ監督はCL出場権争いの直接的ライバル、ベティスとのこの一戦で、GKオブラク、DFモリーナ、サビッチ、ヒメネス、エルモーソ、カラスコ、MFマルコス・ジョレンテ、コケ、レマル、FWモラタ、グリーズマンをスタメンで起用している。

前半は両チームともにペースを握る時間帯、スピーディな攻撃の展開がある見応えある内容。ただし、チャンス自体は少ない。

ポゼッションフットボールを信条とするペジェグリーニ監督のベティスは、長期離脱中のフェキルに続いてカナレスを出場停止で欠いたこともあり、アタッキングサードでの崩しのアイデアを欠いた。対するアトレティコは、モリーナとM・ジョレンテにグリーズマンが絡み、右サイドからベティス守備陣を攻略。だが、こちらもGKルイ・シルバを脅かすようなチャンスは生み出すことはできなかった。

試合は0-0のまま折り返し、迎えた後半はアトレティコが敵陣でボールを回す時間が続く。が、相変わらず牙を食い込ませるような鋭い攻撃を仕掛けることはできようない。シメオネ監督は59分に交代カードを切り、モリーナをデ・ポール、レマルをアンヘル・コレアに代える。その直後にはM・ジョレンテのクロスをペナルティーエリア内フリーで受けたカラスコがシュートを放つも、これはR・シルバの好守に阻まれた。

一方、ペジェグリーニ監督は62分にロドリとの交代でホアキンを投入。すると64分、ホアキンのスペースを突くスルーパスからミランダがペナルティーエリア内に侵入したが、迫りくるオブラクに動揺してかシュートを枠内に飛ばせなかった。

シメオネ監督は68分にモラタを下げてパブロ・バリオスをピッチに立たせる。しかし、その後はベティスのボール保持、チャンスを許す時間が続いた。アルゼンチン人指揮官は84分、カラスコとコケをヴィツェルとサウールに代えて交代枠を使い切る。

そして85分、スコアが動く。動かしたのはアトレティコ、ゴールを決めたのは途中出場から世界最高クラスの力を発揮するA・コレア。ペナルティーエリア手前でボールを受けた背番号10は、一度取られかけたボールを拾ってエリア内に侵入すると、連続の切り返しによってベティスのマークを振り切り右足のシュートでR・シルバを破った。

ようやく決まったゴールに、「テ・キエロ・アトレティ(アトレティ愛してる)」などのチャントの大合唱が起こるメトロポリターノ。観客の声援を背中で受ける赤白の選手たちは、ベティスの反撃を跳ね返し続け、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを聞いている。ここ11試合の成績を8勝3分けとした3位アトレティコは、2位レアル・マドリーとの勝ち点5差を維持し、同日ビジャレアルに敗れた4位レアル・ソシエダに勝ち点6差、5位ベティスに勝ち点9差をつけている。

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