Joao FelixGetty Images

アトレティコサポーターから大ブーイングを受けたJ・フェリックス「彼らはクラブ内部で何があったのか知らないんだ」

レンタル元アトレティコ・マドリーの本拠地シビタス・メトロポリターノでゴールを決めたバルセロナFWジョアン・フェリックスが、試合後に口を開いた。

ディエゴ・シメオネ監督との確執などが噂される状況で、今夏アトレティコからバルセロナにレンタル移籍したJ・フェリックス。シーズン前半戦、バルセロナホームでのアトレティコ戦(1-0)で決勝点を決めた同選手は、17日のメトロポリターノでの一戦でも再びゴールを決め、自チームの3-0勝利に貢献している。

対してアトレティコのサポーターは、J・フェリックスに対して感じる憤りを試合を通して表し続けた。試合前の選手紹介アナウンスからプレー、ゴール、そして後半途中に交代するまで、J・フェリックスが存在感を示す度に耳をつんざくような指笛をスタジアム中に響かせている。さらに一部観客は、過去FWクリスティアーノ・ロナウドやジョゼ・モウリーニョ監督に向けて歌っていた、現在では処分対象となるチャント「エセ・ポルトゲス・イホ・プータ・エス(そのポルトガル人はクソ野郎だ)」も口にしている。

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そして試合後、『ESPN』とのインタビューに応じたJ・フェリックスは、アトレティコサポーターの大ブーイングについても言及。過去の報道にあったアトレティコの元チームメートたちとの不仲説を否定しつつ、クラブ内部の事情も知らずにブーイングをすることは不当との見解を示している。

「スタンドにいるファンはファンは、僕がここにいた時期に何が起こったのかを知らない。外部では僕がチームメートと仲が悪かったなんて話されているが、それは本当ではないんだ。今日、皆が目にしたようにサムエウ(・リーノ)、レマルとは会話を交わしたし、全員がハグをしてくれたじゃないか。皆が家族の様子や僕の調子を聞いてくれたよ」

「別に彼らに悪い感情を抱えてはいないし、彼らだって同じだ。人々はもちろん、クラブ内部で何が起こったのかを知らないんだよ」

また、試合については次のように振り返っている。

「試合を目一杯楽しもうとした。ビッグチームとの対戦は好きだ。観客が少し煽ってくる刺激ある試合だったら、なおさらだよ。僕はチームを助けようと試み、勝ち点3を獲得することができた。それこそが重要なことだ」

「僕たちはほぼ完璧な試合を演じている。アウェーで3得点……それもこのスタジアムで、守備が素晴らしいチームを相手に決めたんだよ。完璧な試合だったね」

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