Angel CorreaGetty Images

途中出場から4人抜きV弾も…先発できないアトレティコの天才FWアンヘル・コレア「控えに満足してない。子供の頃に夢見たのはピッチの上だ」

2日のラ・リーガ第27節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのベティス戦に1-0で勝利したアトレティコ・マドリー。途中出場から圧巻のゴラッソによって勝利に導いたFWアンヘル・コレアは、先発できない悔しさを滲ませながらも、愛するチームに貢献していく意思を示している。

この日もFWアルバロ・モラタ、FWアントワーヌ・グリーズマンが先発したために、59分に途中出場からピッチに立ったA・コレア。チームはベティスの守備を崩せず焦りを募らせていたが、背番号10がとびっきりのゴラッソでそれを解消している。

ペナルティーエリア手前でボールを受けたA・コレアは、相手DFに当たったボールが前に転がる幸運もありながら、そこからフェイントを交えたドリブルで3人をかわして、右足のシュートでネットを揺らした。彼の母国アルゼンチンではゴル・マラドニアーノ(マラドーナのゴール)と称される天才的なプレーからの得点……またもその才能を発揮したA・コレアがゴール直後にしたことは、エンブレムにキスをして2014年から在籍するアトレティコへの愛を誓うことだった。

A・コレアの出場時間はチーム内で14番目。だが、それでも彼は限られた出場機会を生かしてグリーズマン(10得点)、モラタ(12得点)に次ぐチーム3番目の7得点を記録している。このベティス戦後、ディエゴ・シメオネ監督に続いて記者会見に出席したA・コレアは、ベンチスタートから結果を出しながらも先発できない状況にフラストレーションがたまらないのかを問われて、素直な気持ちを語っている。

「簡単であるはずがない。選手はいつだってプレーを望んでいるものだ。だけど決定を下すのは監督なんだよ。前線は競争が激しくて、僕はいつだってプレーするための準備をしていなくてはならない。チームメートとチームを助けるために」

「今の役割に満足か? ノー。ノーだと思う。選手というものは子供の頃からプレーすることを夢見てきたんだ。いつだってピッチに立っていたいものなんだよ」

なおシメオネ監督は、A・コレアが自チームにとって極めて重要な選手であることを強調していた。

「コレアは先発ではないことが多々あるが、しかし多くの出場時間を得ている選手の一人だ。彼はいつだってそこにいて、いつだって試合に参加している。後半のベティスのように相手が後方に引いた状況では、アンヘルが最も有効な選手なんだ」

「モラタを交代させてストライカーを一人失ったように思えたかもしれないが、私たちは何か違うものを必要としていた。コレアこそがその違うものを持っているんだ。今日はゴラッソで試合を決めてくれた。私たちは練習で、限られたスペースの中でああした冷静さを発揮するコレアを、これまで嫌というほど見てきたんだよ」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0