Atletico AlmeriaGetty Images

アウェーで弱すぎるアトレティコ、最下位アルメリアと2-2ドロー…来季CL出場に黄信号が灯る

24日のラ・リーガ第26節、アトレティコ・マドリーは敵地パワー・ホース・スタジアムでのアルメリア戦を2-2のドローで終えた。

どちらも0-1でファーストレグを落としたコパ・デル・レイ準決勝アスレティック・ビルバオ戦、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦インテル戦での逆転を期するアトレティコ。だがCL出場圏4位には位置しているが、5位アスレティックが勝ち点2差で迫る“飯の種”ラ・リーガでももちろん勝利を手にしなくてはならない。

アルメリアは今季未勝利で最下位に沈んでいるが、アトレティコにとって同チームのスタジアムは鬼門で、過去7戦の成績は1勝4分け2敗と一度しか勝ち点3を持ち帰っていない。シメオネ監督はそんな相性の悪いピッチにGKオブラク、DFサビッチ、ガブリエル、ヘイニウド、MFモリーナ、デ・ポール、コケ、バリオス、リーノ、FWメンフィス、アンヘル・コレアを立たせている(グリーズマンは負傷中)。

アトレティコが先制点を決めたのは、キックオフからわずか2分後のことだった。左センターバックのヘイニウドがオーバーラップを仕掛けると、相手陣地で2人をかわしてペナルティーエリア内左に侵入。折り返されたボールをA・コレアが押し込んでいる(今季公式戦8点目)。

あっけなくゴールを決めたアトレティコだったが、その後調子が上がらない。未勝利とはいえプレーの質自体は素晴らしく、毎節にわたって「今度こそ初勝利を」とサポーターもチームも意気込むアルメリアを前に苦戦を強いられた。すると27分、ミランからのレンタルでスペインに戻ってきたルカ・ロメロが、アルメリアの同点弾を記録。マジョルカでラ・リーガ最年少デビュー記録(15歳219日)を樹立した現在19歳のアタッカーは、ペナルティーエリア手前から左足を一閃し、グラウンダーのボールを枠内右に沈めている。

1-1で前半を終えたシメオネ監督は、ハーフタイムにコケとリーノを下げてジョレンテとリケルメを投入。攻勢を強めて勝ち越し弾を狙うと、57分に数少ないトランジションからのチャンスを生かした。ナウエルのロングボールからデ・ポールがボールをペナルティーエリア内まで持ち込み、右足でシュート。これがアルメリアDFに当たって少しコースが変わり、GKマキシミアーノの横っ飛びも間に合わず枠内に飛び込んでいる。

だがアトレティコは、再びリードした状況で試合をコントロールできない。64分、アルメリアが再びルカ・ロメロのゴールで同点に追いつく。才能あふれる若きアタッカーは、ペナルティーエリア内右に侵入するや否や右足の先端でボールを叩き、オブラクが守っていたニアサイドを破っている。

またも追いつかれたシメオネ監督は、69分にA・コレアとメンフィスをモラタとサウールに代え、さらに82分にはデ・ポールを下げてヴィツェルもピッチに立たせる。だがモラタのシュートがマキシミアーノに弾かれるなど、どれだけ攻勢を強めても3点目を決めることはかなわず、結局同点のまま試合終了を迎えている。

鬼門で引き分け、今季アウェー成績を4勝3分け6敗(ホーム成績は12勝1分け)としたアトレティコは、勝ち点52までしか伸ばせず。5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差を暫定で3までしか広げられなかった。

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