Giuliano SimeoneGetty Images

アトレティコからアラベスにレンタル、ラ・リーガ1部初挑戦のシメオネ三男ジュリアーノだったが…親善試合で今季絶望の重傷を負う

今夏アトレティコ・マドリーからアラベスにレンタル移籍したFWジュリアーノ・シメオネが、親善試合であまりにも深刻な怪我に苦しんだ。

アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ監督の三男ジュリアーノ。昨季ラ・リーガ2部のレアル・サラゴサで結果を残した20歳FWは、今季アトレティコとの契約を延長してからアラベスにレンタル移籍し、ついにラ・リーガ1部に挑戦することになった。しかしながら、その挑戦の直前に選手生命さえ危ぶまれる重傷を負っている。

6日に行われたアラベスとブルゴスとの親善試合、速攻を仕掛けようとしたジュリアーノは後方からDFホセ・マトスのタックルを受けて倒れ込んだ。審判はマトスにイエローカードを提示したが、その直後、事態の深刻さに気づくことに。ジュリアーノの上に向けられた足は関節ではないところから完全に折れ曲がっていたのだ。

アルゼンチンFWはピッチから直接救急車で運ばれることになり、両チームの関係者及び観客は拍手でもって送り出した。またマトスはSNSを通じて、次のようなメッセージを伝えている。

「ジュリアーノに心から謝りたい。あのタックルは意図したものではなく、偶然の出来事だった。自分の仕事仲間を傷つけた経験など一度だってなかった。今、僕は不適当な脅迫を受けている」

「起きてしまったことを心から謝りたい。できる限り早く回復することを願っているよ」

ジュリアーノは2019年にリーベル・プレートを離れて、父がトップチームを率いているクラブ、アトレティコの下部組織に入団。Bチームで得点王になるなど存在感を放つと、昨季はレンタル移籍によってラ・リーガ2部レアル・サラゴサでプレーし、9得点3アシストの活躍でアイドルのように扱われた。

ジュリアーノは足の脛骨と腓骨を骨折した可能性が高く、今季中の復帰は難しいとみられている。

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