現地時間18日、イタリア・セリエAは第31節が行われ、ユヴェントスは敵地アトレティ・アズーリ・ディターリアでアタランタと対戦した。
来季のチャンピオンズリーグ出場権を争う3位ユヴェントスと4位アタランタによる直接対決。この大一番を前に、クリスティアーノ・ロナウドが大腿負傷で欠場となり、代役にはディバラがモラタと並んで起用された。
立ち上がりからユヴェントスがアタランタに圧力をかけて自分たちのペースに持ち込もうとするが、アタランタもすぐさま反撃。バイタルエリアでのダイレクトプレーを多用してユヴェントス守備陣を揺さぶり、シンプルにシュートまで待ち込んでいく。
24分、ムリエルのスルーパスはカットされるが、すぐに奪い返し、エリア内右で受けたペッシーナがカットインして左足を振り抜く。強烈なシュートはゴール右へとわずかに外れる。
ユヴェントスの決定機は34分、右クロスをエリア内左でキープし、クリアしようとしたメーレからキエーザがボールを奪い、モラタが角度のない位置からチップキックで流し込む。しかし、これは枠を外れ、戻ったDFがクリアした。
互いに譲らず無得点のまま迎えた後半も、一進一退の攻防が続く。しかし、57分にユヴェントスにアクシデントが発生する。キエーザがボールを追って走った後、自らベンチに向かって後退を要求。ダニーロとの負傷交代を強いられる。
ユヴェントスはC・ロナウドの代役として活躍が期待されたディバラがボールに絡む回数が少なく、68分にはクルゼフスキと交代。アタランタもムリエルに代えてイリチッチを投入し、総力戦の様相を呈し始める。
直後の69分にはアタランタに決定機。イリチッチの右クロスにサパタが頭から飛び込む。しかし、このダイビングヘッドはゴール左へとわずかに外れる。72分にはメーレを下げてマリノフスキを投入。
76分にはクルゼフスキがチャンスメイク。エリア内左に浮き球パスを送ると、フリーのモラタがダイレクトで押し込む。しかし、これは角度を欠きGKゴッリーニがセーブしてCKへと逃れた。
このままスコアレスドローかと思われた87分、右CKをショートコーナーでつなぎ、ペナルティーエリア手前右で受けたマリノフスキが左足を一閃。これがゴール前の密集地帯でコースが変わり、GKシュチェスニーの逆を突く形となってアタランタがついに均衡を破った。
アディショナルタイムの3分間もユヴェントスの反撃をゼロに抑えたアタランタが、上位対決を制して単独3位に浮上。ユヴェントスは痛恨の黒星を喫した。
■試合結果
アタランタ 1-0 ユヴェントス
■得点者
アタランタ:マリノフスキ(87分)
ユヴェントス:なし
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