アストン・ヴィラは、マンチェスター・シティ戦で見事な記録を残している。
6日に行われたプレミアリーグ第15節で、マンチェスター・Cと対戦したアストン・ヴィラ。本拠地ヴィラ・パークに昨季王者を迎えた一戦となったが、74分にレオン・ベイリーがネットを揺らし、1-0で勝利を飾った。
敗れたマンチェスター・Cだが、この試合で記録したシュート数はわずか2本。一方でアストン・ヴィラに22本のシュートを許している。『Opta』によると、ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮を執った欧州5大リーグの試合では、シュート本数はワースト記録に。さらに、被シュート数もワーストタイ記録となった。また自陣ファイナルサードで13回のポゼッションを許しており、これもプレミアリーグでは最低の数字となっている。
昨季の三冠王者相手に、スコア以上に見事な勝利を収めたアストン・ヴィラ。これでリーグ戦のホームゲームで14連勝を達成し、クラブ記録に並んでいる。さらに昨年10月末に就任したウナイ・エメリ監督は、同チームでのプレミアリーグ最初の50試合で31勝を記録。これはグアルディオラ監督の最初の50試合の記録(29勝)を上回る結果となった。
これで勝ち点を32まで伸ばし、王者をかわして3位に浮上したアストン・ヴィラ。試合後、エメリ監督は「この瞬間を楽しまないとね」としつつも、次節のアーセナル戦へ向けてすでに気持ちを切り替えている。
「それと同時にバランスを整え、9日の試合に向けて準備しないとね。順位表で自分たちがどこにつけているかは理解しているよ。だが、アーセナルやマンチェスター・C、リヴァプール、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルもいるんだ」
「我々は常に準備を整え、競争力を維持したい。それと同時に、体制そのものを可能な限り強く、一貫性あるものにしないといけないんだ。それが目標だよ。サポーターは12人目の選手だ。我々はそれを楽しんでいるが、そうさせてくれるのがサポーターだ」
絶好調のアストン・ヴィラは次節、9日にアーセナルをホームに迎える。エメリ監督にとっては、2018年夏~2019年11月に解任するまで指揮を執った古巣との大一番。現在首位を走るチーム相手にも結果を残すことができるだろうか。
