ウナイ・エメリ監督就任後のアストン・ヴィラは、目覚ましい結果を残し続けている。
今季スティーブン・ジェラード前監督体制で臨んだアストン・ヴィラ。しかしトップリーグ7度の優勝を誇る古豪は、プレミアリーグ開幕から11試合でわずか2勝(3分け6敗)と大苦戦。16位に低迷した時点で指揮官解任を決断した。そして新指揮官には、ビジャレアルを率いていたエメリ監督を選択している。
そして51歳のスペイン人知将を招聘したアストン・ヴィラは、11月6日の初陣でマンチェスター・ユナイテッド相手に3-1で勝利と見事なスタートを切った。さらに25日の第33節フラム戦も1-0の勝利を飾り、直近のリーグ戦ホームゲーム5試合はすべてクリーンシートを達成。これで20試合で13勝目(3分け4敗)となった。エメリ監督就任後の期間では、首位アーセナルと並び勝利数がトップに。またこの期間中に稼いだ勝ち点42は、アーセナルの44に次ぐ2位の記録となった。
さらにアストン・ヴィラは、エメリ監督の下でプレミアリーグ新記録を達成。就任から20試合全てでゴールを奪ったが、新監督が就任してから最初の20試合でゴールを奪ったプレミアリーグ史上初のクラブとなっている。
この劇的な変化により、アストン・ヴィラは33試合を終えて勝ち点「54」に到達。3試合消化が多いとはいえ、4位マンチェスター・Uとの差は「5」に。エメリ監督就任前は16位に沈んでいたものの、一気に欧州カップ戦出場も狙える5位まで浮上している。
2018年から指揮を執ったアーセナルでは、2シーズン目の途中で解任の憂き目にあったエメリ監督。しかしビジャレアルで自身4度目のヨーロッパリーグ制覇を達成した後、再び戻ってきたプレミアリーグで見事な手腕を発揮している。
