現地時間9日、イングランド・プレミアリーグは第16節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルは敵地でアストン・ヴィラと対戦した。
前節、ルートン・タウン相手に苦しみながらも劇的な勝利を収めたアーセナル。冨安は負傷により欠場が続き、右SBにはホワイト、左SBにはジンチェンコが起用された。
対するアストン・ヴィラも前節はマンチェスター・シティを撃破する大仕事を終えており、シティ戦と同じメンバーでアーセナルを迎え撃った。
すると試合は早々に動く。7分、右サイドからテンポのいいパス交換でビルドアップし、右サイドを抜けたバイリーがエリア内右に侵入して縦に仕掛けて折り返す。これをゴールを背にして受けたマッギンが素早い反転から左足でシュートを沈め、アストン・ヴィラが先制する。
早くも先制を許す格好となったアーセナルは、攻勢に試合を進めるもののゴールが遠い。16分にはカウンターからハヴァーツのパスをエリア内右で受けたサカの左足シュートはDFにブロックされる。
リーグ戦のホームゲームで14連勝のクラブ記録に並んでいるアストン・ヴィラは、アーセナルにボールを持たれながらもゴール前で決定機を与えず、1点リードのまま後半へ。
後半、より攻勢を強めるアーセナルに対し、アストン・ヴィラはバイリー、ティーレマンス、コンサ、カマラを次々に交代してディアビ、ラムジー、キャッシュ、デンドンケルを投入。高いインテンシティを維持してアーセナルの攻撃を跳ね返し続けていく。
追いつきたいアーセナルは70分にマルティネッリを下げてトロサール、82分にはジェズスに代えてエンケティアを投入。シティ相手に逃げ切ってみせたアストンヴィラだが、今季のアーセナルは土壇場でのゴールが非常に多い。
すると迎えた90分、右クロスをゴール前でハヴァーツが競り合い、キャッシュ、さらにはGKエミリアーノ・マルティネスとボールを挟んでもつれながら、強引に押し込んでネットを揺らす。またも劇的な同点弾かに思われたが、これはVARの結果、ハヴァーツのハンドを取られてノーゴールとなった。
アディショナルタイム残り時間も必死に攻め続けたアーセナルだが、最後までGKマルティネスの牙城を崩すことができず。勝利したアストン・ヴィラはプレミアリーグのホームゲーム連勝の記録を「15」に伸ばし、敗れたアーセナルはリヴァプールに首位の座を譲ることとなった。
■試合結果
アストン・ヴィラ 1-0 アーセナル
■試合結果
アストン・ヴィラ:マッギン(7分)




