20240211_Ammouta(C)Getty images

アジアカップ初制覇逸も…ヨルダン指揮官「誇りしかない」「PKで非常に難しくなった」

ヨルダン代表を率いるフセイン・アモータ監督が、選手たちの奮闘に胸を張った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えている。

ヨルダンは現地時間10日、AFCアジアカップ カタール2023の決勝で開催国カタール代表と対戦。前半はPKによってカタールが先制したものの、後半から攻勢を強めたヨルダンは67分に追いつく。しかし、73分、95分にもPKを取られて1-3でカタールの連覇を許した。

過去の最高成績がベスト8(2004年、2011年)だったヨルダンによっては躍進の大会となったが、あと一歩で悲願を逃す結果に。それでも、アモータ監督は選手たちを称えている。

「素晴らしいトーナメント戦となった。選手たちには大きな誇りしかない。彼らは素晴らしいプレーをしてくれて、私たちを決勝まで連れてきてくれた」

とはいえ、やはり3つのPKを与えてしまったことについては苦々しい思いがあるようだ。

「だが、この試合の前半のパフォーマンスについては、クロスやパスの精度が悪くて少し苦しんだ。後半は改善して同点に追いついたが、その後に2つのPKを許してしまった。PKで非常に難しくなったが、選手たちはベストを尽くした。試合の中ではミスが起こりうるということを受け入れなければならない」

今後に向けては「私たちは新たなレベルを作り上げたが、今は技術的にもフィジカル的にも改善し続けることが大事だ」と向上の必要性を語ったアモータ監督。2026年ワールドカップ(W杯)に向けたアジア2次予選ではグループGで3位と厳しい状況となっているが、アジア杯での経験を糧にさらなる飛躍を遂げることはできるのだろうか。

広告