AFCアジアカップ(以下アジア杯)は16日、グループF第1節が開催され、サウジアラビアとオマーンが対戦した。
クリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマら、数多くのスター選手たちを母国リーグに引き抜き、サッカー界に激震を起こしたサウジアラビア。代表チームでも指揮官に前イタリア代表監督のロベルト・マンチーニというビッグネームを招聘。1996年大会以来の優勝を目指す。
スコアが動いたのは開始早々の10分。オマーンの選手がエリア内で相手に引っ張られたとしてPKの判定に。このPKをアル・ヤヒアエイが決め、オマーンが先制する。
78分にサウジアラビアが反撃。アブドラフマーン・ガリーブが左エリア手前からドリブルで独走。相手守備網を切り裂いて自ら右足を振り抜き、スコアを振り出しに戻すことに成功。
ドラマが起きたのは後半アディショナルタイム。96分にサウジアラビアが左CKを獲得すると、ヘディングシュートに対してアル・ブライヒが詰める。VARによりゴール取り消しのサインが審判から出されたものの、直後にゴールだと訂正されてスタジアムは大歓声に包まれた。
試合はこのまま終了。劇的勝利を収めたサウジアラビアが、アジア杯白星スタートを飾っている。
