レアル・マドリーMFマルコ・アセンシオのゴールパフォーマンスが話題となっている。
アセンシオは19日のラ・リーガ第25節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアラベス戦(3-0)で、63分に先制点を記録、ペナルティーエリア内手前右でボールを受けると、流れるような動作(左足アウトサイドでボールを少し蹴り出して)から左足を一閃。ボールは低い放物線を一瞬で描き、そのまま枠内左に収まっている。アセンシオはベルナベウで、2月6日のグラナダ戦(1-0)に続いて、2試合連続で左足ミドルの威力を誇示した。
さらなるゴラッソを決めたアセンシオのゴールパフォーマンスは、忙しないものだった。
この試合の前半、マドリーのパフォーマンスは低調で観客からブーイングを浴びせられ、またゴラッソ直前に危険な形でボールを奪われていたアセンシオも批判的な目で見られていた。マジョルカ出身MFはそうした状況を受けて、ゴール直後に右手の人差し指を口に持っていって「静かにしろ」ジェスチャー。その後には観客に応援を促し、さらに左胸のマドリーのエンブレムにキスをしてクラブ愛もアピールしている。
「静かにしろ」ジェスチャーはかなり挑発的で、ともすればさらなる批判につながる可能性もあったが、しかしゴールから20分後に交代でピッチから下がるアセンシオに対して観客は喝采を送り、同選手も拍手でそれに応じている。
アセンシオはこのアラベス戦のゴールが今季9得点目で、チーム内ではFWカリム・ベンゼマ、FWヴィニシウス・ジュニオールに次いで得点を記録。トリデンテ最後の一人としての立場を固めつつある。




