レアル・マドリーとの契約満了が迫るスペイン代表MFマルコ・アセンシオの将来について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が3つの新天地候補を予想した。
2016年からレアル・マドリーに合流し、3度のチャンピオンズリーグ制覇や3度のラ・リーガ優勝を経験したアセンシオ。しかし、現行契約は今季限りで満了する。未だ新契約は結ばれておらず、今季は先発での出場機会をなかなか掴めないこともあり、その将来は不透明となっている。
そんな27歳MFについて、『ムンド・デポルティーボ』は「残留か移籍か、本人はまだ決めていない。だが複数のクラブが興味を示している」とし、状況について問い合わせを行った3クラブを挙げた。
まず1つ目は、レアル・マドリー最大のライバルであるバルセロナ。財政難の中で移籍金なしのフリーで獲得できることが魅力であり、さらに「アセンシオの多才さと様々なポジションでプレーできる能力は、攻撃を改善する魅力的なオプション」と分析した。
そして2つ目として、プレミアリーグで首位を走るアーセナルを紹介。長年クラブとして追いかけてきた中で「ミケル・アルテタ監督の就任で移籍の憶測が高まっている」とし、指揮官がファンであると指摘した。また、ダニ・セバージョスやマルティン・ウーデゴールをレアル・マドリーから獲得した過去も影響すると予想している。
最後の3つ目には、ミランを挙げた。ミラン側はアセンシオの状況についてレアル・マドリーへ何度も問い合わせており、昨夏にも連絡したという。その際には現在レンタルで加入中のブラヒム・ディアスの完全移籍についても話し合われたが、3000万ユーロ(約43億円)という移籍金に躊躇したようだ。そのため、ディアスと入れ替わる形でアセンシオが加入する可能性もあると予想しているようだ。今後の動向に注目が集まっている。
